・日本人が海外に雄飛した期間が3回あった、1)幕末期から明治半ば(勝海舟、福沢諭吉等)、2)日露戦争勝利後から大東亜戦争突入まで、3)敗戦直後、である(p20)
・統計的に、いま年金受給をしている人たちは、平均で30%を貯蓄している、75歳以上の人は保険料の14倍をもらう計算(p34)
・1980年代のアメリカレーガン改革では、年金財政の健全化を図るために、支給開始年齢や保険料率の引上げ、高額所得者の年金課税を行ったと同時に、所得税や法人税率も大減税を行った(p39)
・税制改革の三大潮流は、1)個人所得税の減税またはフラット化、2)法人税25%への収斂、3)相続税の廃止、である(p49)
・実際にこの30年間で起きたのは、所得税と法人税は税率を下げたほうが、税収が増えるということ、ウソをついたり利益を隠す工夫をする必要が無くなるため(p56)
・付加価値税を現在の消費税と同率で導入すれば、国内で生み出された付加価値の総額(GDP=500兆円)に対して25兆円(現在の国税収入=40兆円)となる(p62)
・中国人に人気の高い日本の観光地は3つあり、北海道・東京エリア(TDL含む)・秋葉原であり、4つ目として九州があげられる(p82)
・日本の国力規模は過去2000年において、だいたい中国の10%程度であった、その関係が変わったのは明治維新の140年程度、10%国家の関係とは、アメリカとカナダ、ドイツとスイス(デンマーク)というような関係である(p85)
・エネルギーをめぐる動きとして、1)原子力発電へのシフト(最大の埋蔵ウランは、米露の核兵器)、2)食糧由来のバイオ燃料開発中止である(p100)
・1エーカ当たりのバイオ燃料の年間生産量は、トウモロコシ(18ガロン)に対して、パームオイル(800ガロン)、藻(2万ガロン)である(p103)
・日本の代替エネルギーは、原子力でリード(20年)、太陽光でもリード、地熱は将来性あり、藻は可能性ありであり、この4分野の成長の可能性が大きい(p104)
・日本には貨物港湾が1000箇所以上もあり、東京湾でも4箇所(横浜、川崎、東京、千葉)が競い合っていて非効率(p119)
・リーダーとして重要な条件は、1)方向を決める、2)程度(スピード)を決める、である(p142)
・大学時代に磨いておくべき3種の神器は、英語・ファイナンス・ITである(p152)
・日本の雇用は、少なくとも本社・子会社(地方の正社員)・非正規労働者の3重構造になっていたので、中国に対しても最後まで競争力を維持できた(p164)
・ワークシェアリングとは、80年代のオランダで失業率が12%に達した際にできた制度で、勤務時間と給料をセットで削ったもの(p170)
・近年のグローバル化は、企業のあらゆる機能が海外に出ること、システム開発部はインドや中国、コールセンターはインドやフィリピン、ファイナンスはスイスやオランダ等(p173)
・日本経済がここまで強くなってきた理由は、国内に2つの格差があったから(賃金体系、都市と地方の格差)である(p177)
・道州制を成功させるためには、自立に必要なすべての道具(立法権、行政権、徴税権)を与える必要がある(p207)
・アメリカに進出した企業で赤字を出しているのは全体の5%程度、為替が円高に動いても、現地生産比率が高くなっているので悪影響は少ない(p226)
・アメリカのトルーマンとソ連のスターリンの駆け引きにおいて、北海道分割を避けたかったので、アメリカは妥協案として、北方4島(歯舞、色丹、択捉、国後)を与えた(p252)
・実効支配している方を領土と考えると、北方領土はロシア、竹島は韓国、尖閣諸島は日本、沖ノ鳥島は日本となる(p256)