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summary

さらばアメリカ

さらばアメリカの写真

・サブプライム問題が表面化した2008年9月は、日本のバブルが崩壊し始めた1989年12月にあたる(p21)

・証券大手のベアー・スターンズは、サブプライム商品(BB+)に、4~8倍程度のプライムローンを小口債権化して商品(CDO)にして、それに保険をかけた上で、格付け会社に持ち込んでトリプルAの評価を受けるモデルであった(p28)

・シティが保有する3060億ドルある不良資産のうち、シティは1割(290億ドル)、残りは政府が面倒見る(=財務省と連邦預金保険公社へ優先株発行)ことをアメリカは決定した(p40)

・イラク戦争開始以来の駐留米軍の死者は2008年12月に4200人を突破し、911の犠牲者(2973人)をはるかに超えた、戦闘終結宣言をした2003年5月以降の死者が97%(p74)

・現在ではアメリカを積極的に支持するのは、イギリス・オーストラリア・カナダ・イスラエル・韓国・日本であったが、オーストラリアのラッド首相は京都議定書に署名したり、アボリジニとの融和等、方針を変えつつある(p87)

・アメリカの敵は、旧ユーゴのミロシェビッチから、アフガニスタンのオサマ・ビンラディン、イラクのサダム・フセインと代わっている(p91)

・湾岸戦争、アフガニスタンの苦戦を教訓に、破壊力の大きい通常兵器の開発にアメリカは力を注いだ、その作品がデイジーカッター、バンカーバスターである(p96)

・イスラムという概念も、アラブという概念も使えないブッシュ大統領は、「テロとの戦い」という言い方に換えた(p107)

・アメリカはイラクを民主化しようと本気で考えているわけではなく、イラクの石油に興味があるだけ(p108)

・サウジアラビアはクウェートと異なって富を王族で独占しているので、貧富の差が激しい、頭を使う仕事はイギリス、アメリカ人、労働集約的な仕事はインド、フィリピン人がやっていて、彼らは働かない(p110)

・アメリカが北朝鮮を悪の枢軸と呼んでいたのは、テロリストよりも核開発疑惑のほうが大きい、アメリカが2008年10月にテロ支援国家指定解除の理由もこれにある(p117)

・アメリカはイギリスから見るとテロリストであるが、アメリカから見れば「自由の戦士=フリーダム・ファイター」となる(p119)

・アメリカのSOX法は、あまりにも現実を無視した法律なので、アメリカにおけるIPOは殆ど死滅した、それを真似した日本版SOX法も同様の結果を招いている(p145)

・フランスがイラク戦争に反対した理由として、6000万人のうち、ユダヤ系60万人、イスラム系500万人であり、国内で起きている社会的な分裂状況を理解する必要がある(p154)

・アメリカは鉄砲産業を背景とした銃ロビーの存在によって鉄砲所持を禁止できないのと同じで、テロ防止・セキュリティ対策を二度と緩めることができなくなった(p171)

・1997年以降世界では通貨危機が起きたが、誰もパニックにならなかった理由は、タンス預金をドルで持っていたから(p175)

・アメリカはガチンコ真剣勝負を半世紀以上行っていない、最後は日本との太平洋戦争である(p176)

・カナダのブリティッシュコロンビア州では、すべての学校行事が英語とフランス語で行われるため、通常の2倍時間がかかる(p183)

・カナダではフランス系カナダ人は人口比率では少ないが、首相になる確率はそれ以上である(p187)