・1618年からの三十年戦争は、血で血を洗う殺し合いであった。カトリックとプロテスタントがお互いに戦った。1648年に30年戦争の講和条約で確立した体制を、ウェストファリア体制と呼び、国家は外国からの干渉を受けない独立した存在であるとした(p12)
・ファシズムとは、国家から超絶した存在として党がある体制で、一国一党の支配体制のこと。かつでのナチスドイツ、ソ連、今の中国が典型(p13)
・宗教原理主義とファシズムはとても親和性が高い、絶対的な権力者として、昔の協会を政党に置き換えただけなので(p14)
・天智天皇が崩御した後、子の大友皇子に対して、弟の大海人皇子(後の天武天皇)が壬申の乱を起こした、これに勝利した天武天皇は二度と戦争を起こす必要が無くなった。満州人が攻めてきた、刀伊の入寇(1019)では、平安時代であったが現地の大宰府軍のみで撃退した(p18)
・大日本帝国は、大政翼賛会によって政党を解体したのでファシズムでもなく、軍国主義でなかった(p19)
・東日本大震災での東北方面隊10万人は、震災後3日間で手持ちの食料が尽きたのでコンビニで買ったレトルト食品で飢えをしのいだ(p27)
・ネガティブリスト方式の有事法制(軍刑法)と軍法会議があることが、法律的に自己完結した軍隊の必要条件である(p36)
・自らの権限によって相手を従わせることが「コマンド」、権限が及ばない相手を従わせることを「コントロール」という(p61)
・1999年6月のユーゴ紛争では、セルビアのブリティシュナ空港をロシア軍を占拠して、NATO軍と一発触発のにらみ合いになった。まさにノストラダムスの大予言が的中する寸前であった。このときの日本の外務大臣の高村氏は世界大戦を防いだとして国際的には高く評価されている(p70、71)
・懲役3年とは、刑法では非常に重要な意味があり、「凶悪犯」扱いになる、その者が逃亡した場合には武器使用が認められ、威嚇射撃なしに直接発砲できる(p78)
・海上自衛隊と国土交通省所属の海上保安庁では、指揮系統が異なるので、有事に海上保安庁が海上自衛隊の指揮下に編入されることがない。護衛艦はディーゼルエンジン、巡視船はガスタービンと異なるので人員も融通できない(p161)
・2014.8.5付けの朝日新聞は、過去に掲載した、軍による慰安婦の強制連行の記事は全てウソである、女子挺身隊と慰安婦強制連行を混同していたことを認めた(p174)
・戦闘地域と非戦闘地域がなくなり、女性たちも命を張って戦争に協力しているのだから、男だけでなく女にも選挙権を与えろという主張が起きた。徴兵制と総力戦の導入により、普通選挙が実現した。(p228)
・アメリカ海兵隊は、陸海空の統合戦力のパッケージが本質、現代の戦争はいずれかの軍だけで戦うことが出来ないので、三軍が協力する統合戦力で、有事のさいに真っ先に投入する(p233)