・11.6兆円という復興債は財源が入るまでのつなぎなので、その財源を国民に示さねばならない。しかし1025兆円の日本の借金は、その義務がない(p14)
・新しい国債が大量発行されても金融機関が大量に買ってくれていたので、この十数年間、国債市場はもった(p36)
・国内の銀行が保有する国債残高は、昨年3月末に167兆円だったものが、今年2月末には132兆円と、35兆円も減った。そのうち31兆円が大手銀行の減少額(p39)
・国際市場を崩壊させないためにも、毎年誰かが国債を40兆円(新規分)を買い増しする必要があるので、日銀が1年9ヶ月で100兆円も買い増しすると約束した(p43)
・量的緩和(2001.3開始)とは、日銀が世界で始めてとった政策、正確には平和時にとったのは初めて(p58、60)
・今年の初め消費増税前の駆け込み需要があったにもかかわらず、株価上昇は止まり、景気も昨年のような力強さがなくなったのは、円安進行が止まったから(p79)
・2014.4.14の債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の取引が成立しなかった、これは2000.12.26以来のこと(p86)
・2012年度法案では、自民・公明・民主の3党合意で、1年間ではなく2015年度までの3年間の赤字国債の発行を認めてしまった。1965年以来1年限りで制定されてきたもの(p94)
・ハイパーインフレをおさえるために日本では、1927,1946年には、預金封鎖と新券発行という暴力的な方法を最終的にとった、これは債権者から債務者への富の移行であった(p97)
・2001年の量的緩和以降では2年債までしか購入しなかったので2年後には償還された、しかし異次元量的緩和は、大量の10年債をはじめ、40年債まで買っている。10年債は発行額の7割(p118)
・国債費とは、元本償還額と支払利息の合計であり、平成26年度予算では23兆円、ところが元本償還額とは、前年度末の国債発行残高に60分の1をかけたもの。(p134)
・今年度予算の歳出96兆円のうち、40兆円近くが社会保障費=所得の再分配(p148)
・中国の輸出が好調なのは、人民元が1980年の1人民元=160円から、16円に下落したから(p193)
・資産を防衛するには、政治・経済・軍事のすべてにおいて世界最強である米国の通貨、ドルにかけるべき(p201)
・ドルが強くなると思う最大の理由は、シェールガス革命にある、近々世界最大のエネルギー産出国となる。2009年度の米国財政赤字はGDP比で10.1%だったが、2013年度は4.1%まで減少している(p207)