・かつての家族は、1)生産手段の共同保有、2)共同の生産労働、3)子孫の出産育児、4)子女教育、5)共同の祭祀、6)共同消費、7)共通娯楽、8)家庭内での福祉、9)情報共有、の9機能があった。現在残っている機能は、3)のみである(p37)
・イギリスでの産業革命を引き起こした要因は、蒸気機関で動く大きな機械の出現、に加えて、囲い込み運動の結果に生じてしまった、自由な労働者が存在したこと(p54)
・本当に好きなことを判別する方法は、1)他人よりも疲れない、2)それについて誰とでも話したい、ということ(p62)
・日本には6000兆円もの資産(国富)があって、公的負債は1000兆円であるので、日本の標準的な生活水準が大きく下がることは考えにくい(p64)
・人口構造が変わると、世の中の考え方・将来に対する考え方、に加えて、高齢者というものに対する考え方&扱い、が変わってくることになる(p70)
・移民とは、移民を出すほうの都合で移住した、例として、ヨーロッパ人がアメリカ大陸へ(インディアンの許可は得ていない)、日本の本土から北海道へ(同じくアイヌ人にも)(p91)
・80年代の日本は、流通・金融・建設・農業・医療・教育については、国際競争のない島国であった。製造業においても、内外価格差がつけられたので、日本国内は聖域であった(p94)
・人口減少は、経済・文化の発展・衰退の両方の要因になりえる、ポイントは、自由な人口移動と職種の創造ができるかにかかっている(p108)
・100の国内総生産があった場合、国民が60を消費した時、40の貯蓄となるが、それに見合う投資(需要)=個人住宅投資+民間設備投資+公共投資、があれば経済は均衡する(p121)
・日本の老人は、所得が低いにもかかわらず貯蓄が多い、地方金融機関の資金の多くが東京に流れているので高齢者・地方の消費が伸びない、これは欧米では見られない現象である、原因として日本には欧米と異なって高齢者が楽しめるものが無いことが考えられる(p135)
・高齢者は年少者とことなって、独自の家計を持っている、1500兆円といわれる個人金融資産の過半は、65歳以上の高齢者が所有する、50歳以上で一人当たり1000万円の金融資産(p163)
・趣味は、楽しさ・安心・健康が目標となると、上手下手は問題ではない、他人との比較ではなく、自分の過去との比較(横でなく縦)が主となる(p180)
・日本では住宅の物納を認められるためには、建物・立木をすべて取り除くことを条件としている(p192)
・片付けの基本として、1)よく使うもの、2)必要でもたまにしか使わないもの、3)滅多に使わないが記念的心理的に保存したいもの、それ以外は不要なもの、に区別することである(p205)
・自由市場における真の評価は、リピーターが多いかどうかが、最大の尺度である(p222)
・高齢者向けの旅行を企画するには、1)好きな場所、2)好きな時期、3)好きな行動、の3つを満たすことである、彼らは、金・知恵・時間、を十分に保有しているから(p224)
・商店街の不可欠な5要素とは、魚屋・肉屋・八百屋・乾物屋・酒屋、である(p235)
・徳川時代の男性は、平均寿命(50歳)の6割である30年間働いた、現在は平均寿命が80歳を超えているので、48年間働くのが普通(大卒の場合、22歳から70歳まで)となる(p257)
・高齢期を楽しむ人脈作りのためには、多少のお金を惜しむことなく、より自分を魅力的にする投資と考えるべきである(P267)