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summary

ロウアーミドルの衝撃

ロウアーミドルの衝撃の写真

・日本の問題の真の原因をだどっていくと、行き着く先は江戸時代以来続いている中央主権の問題だったり、明治憲法と昭和憲法に関する問題だったりする(p15)

・黙っていても給料と昇進があるという大前提は崩れて、サラリーマンは40代あたりが給料のピークとなり、昇進・昇給がないことを覚悟する必要がある(p22)

・日本ではお金がジャブジャブになってもモノが流通しないのは、1)モノを必要としない高齢者の増加、2)在庫不要の生産方式への転換、3)モノよりカネを持とうとする消費者心理の変化、がある(p29)

・日本はロウアーミドル(年収300-600)、ロウアークラス(300以下)が増えて、アッパーミドル(600-1000)が減っているが、アッパークラスも少し増えていて、M字型になっている(p46)

・高いセンスで低価格でアピールする、京王プレッソイン東銀座、なんちゃって自由が丘は人気がある(p89)

・アメリカのディスカウントストアは、自らで商品が世界で最も質が良くて安いところをリサーチして、直接調達してくる仕組みを作り上げていて、この流通革命において淘汰された企業が多くある、日本もいずれそうなる(p115)

・日本の年金額は、スウェーデンよりも高いし、世界一の長寿国でもある、日本人は老後のために、年金・貯蓄・保険という三重の投資をしている(p120)

・将来、上野から品川までの沿線がマンハッタン化する可能性が大きい(p129)

・月給50万円の人の時給は3000円なので、休日の時間の過ごし方は、その価値があるかを考える必要がある(p132)

・子供達に世の中の荒波を渡っていくことの厳しさを教えるには、親が子供達と会話をして、自らの社会での経験を子供と共有することが大切(p134)

・日本のロウアーミドルの生活が良くならないのは、規制と市場の閉鎖性による物価高であるが、それに加えて日本人自身の偏見も一因である(p139)

・無農薬野菜の多くは、農薬指定されていない他の薬品を使って栽培しているに過ぎない(p141)

・日本はこれまで20頭のBSEが発見され、アメリカは2頭(2005年7月現在)、アメリカには日本の100倍の牛がいるので、危険性は日本が1000倍高い(p143)、日本の肉牛は、種はアメリカから輸入、エサの穀物はアメリカの輸入、オーストラリアでは霜降り肉は健康被害の恐れがあり販売できない肉である(p146)

・海外の農産物が日本にまったく入ってこなくなるような非常事態においては、石油輸入もストップする、備蓄は180日しかないので農業機械、輸送はできなくなるので、国内農業は成立しない(p161)、日本の食糧自給率を上げるよりも、海外で水田を購入するほうが効果的(p163)

・シンガポールでの建築許認可はすべて電子化されていて、そのシステムを作ったのは日本の会社であるが、日本ではそのシステムは導入できない、役人の仕事が減るから(p170)

・日本の漁港は、漁獲高よりも漁港修理の名目で支払われる港湾工事費のほうが高い漁港がほとんど(p172)

・2001年度から、財務省資金運用部が政府保証付きで発行する債券(財投債)が発行されている、その額は新発債と同額の30兆円程度、借換債は100兆円(p196)

・これから必要とされる人材は、勉強のできる子、人に言われたことを器用にする子ではなく、「自分の力で考え、行動できる」自立した人間である(p225)

・日本には、1)資産税、2)付加価値税があれば良く、法人税、所得税、消費税は不要である(p242)

・アメリカは毎年100万人の移民を受け入れながら、日本と殆ど変わらない失業率(4-5%)を維持していて、強力な職の創造能力がある(p259)

・古いものを壊すことは、新しいものを生み出すときには必要な儀式であるが、その中から新しいものは生まれない(p266)