・1997年の通貨危機時に日本が経済破綻しなかったのは、大量の外貨を持っていたからと、外国資本の参入も少なかったから(p22)
・韓国において経済破綻とともに起きたのが、金利の急上昇、破綻前のあ13%だった住宅ローン金利が、約2倍の27%になった(p28)
・韓国では月々に家賃を支払うのではなく、前もってまとまった金額を大家に預ける、大家はそのお金を銀行へ預けて発生する利息を家賃収入にあてる(p30)
・韓国の経済破綻により、サラリーマンは何か特技を持たなくてはいけないと思い始め、大学院に通う人も多い(p34)
・韓国では現役世代の15%がカード破産に陥っていて、戸籍にも掲載される、ただし恩赦(大統領の交代)があるとそれが消える(p39)
・今まで国家が破綻しているのは、戦争などで国そのものが破壊される(イラク)か、外国に多額の借金をしていて返せなくなるケース(韓国、ロシア、アルゼンチン、メキシコ)のどちらか(p46)
・一番大切なのは、住宅ローン等の借金をできるだけ「減らしておくこと」、次に失業しても2年程度は暮らせるような現金を持っておく、最後に失業しても再就職できる技術を身につけておくこと(p58)
・物価が100倍になるということは、今のシステムを維持するには、税収も100倍に上げる必要があるということ(p59)
・バブル崩壊後も日本の家計は莫大な消費(住宅)をしてきたのにも拘らず、景気は悪くなっているのは、景気悪化の原因が個人消費以外(アメリカ、財務省の管理下)にあると考えられる(p64)
・日本におけるマンションの2010年問題とは、マンション老朽化の問題、マンションの立替が37年に対して、築30年のマンションが2010年で100万戸、築35年が50万戸となる(p75)
・日本の物価水準を押し下げてきた要因は、1)過剰債務、2)アジア(低価格品)、3)上位企業の圧力の3つがある(p83)
・2002年度に新しくできた企業9.6万件の中で、厚生年金に加入していない企業が約2割の1.7万件もある、1997年に3248万人いた厚生年金の加入者が、2002年には3168万人に減少、政府見積との差額は252万人減少(p94)
・2004年時点では、1945~1950年生まれの経営者は上場企業で1万878人いて、ドライな処遇へのストッパーとなっている、彼らが引退すると企業中心社会に変わる可能性あり(p131)
・2008年頃から、借り換える国債の金利が、低金利時代に発行されたものなので、借り換えで利払い負担が大きくなる可能性あり(p145)
・日本が国家破綻しない理由は、国債を国民に発行して、国民に借金をしているから、外国人保有率はわずか5%(p156)
・赤字で破綻寸前だった老人医療は、対象年齢を75歳以上まで引上げたので、かなり健全になった(p158)
・アメリカが財政赤字に取り組んで成功すれば、ドルも上昇することになり、結果として円安になる可能性あり(p179)
・家計ですべきことは、ローンを減らし、現金を増やすこと、なぜならデフレはまだまだ続くので、インフレ対策はインフレになってからで良い(p184、188)
・預金封鎖は、現在の憲法がなかった戦後の混乱のなかで、大日本国帝国憲法の条項を根拠に施行したもので、現在の法律では法改正が必要であり、預金封鎖の実行は無理(p191)
・最も賢い財産保全法は、「家族仲良く」である(p211)