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日下公人が読む日本と世界はこうなる (2010年~)

日下公人が読む日本と世界はこうなる (2010年~)の写真

・日本は明治時代の富国強兵の下で利益を追い求めたが、古代から中世の価値である神道や儒教、道教、仏教の教えが生きていた、アメリカには歴史がなく戦争でも金儲けでも暴走する、中国は古代と中世しかなく近代がない(p36)

・イギリス型発展は、海軍力をもとにした略奪型、原住民から土地を奪ったのは、インド、ミャンマー、アフリカ、カナダ、アメリカから(p38)

・インドは植民地にされる前は、マンチェスターよりも素晴らしい繊維製品を安く作っていた、産業革命をしたイギリスでもインドに負けていたので、インドを植民地化して熟練工の手首を切り落とした(p40)

・江戸時代までの日本は、各地の行政は各藩ごとにやっていて、いわゆる連邦制であったので国家体制はドイツ型、民間はイギリス型(貿易)を真似した(p43)

・ヨーロッパは階級社会なので、階級を超えた全国国民共通の関心事はない、例外は王室関係のニュースか戦争、貴族はサッカーはせずに、ゴルフやテニスをする(p47)

・近代医学が誕生した頃の患者はいまよりも20歳くらい若かったはずで、高齢者を相手とする現代医学は別のものが発展中(p58)

・総理大臣が海外へでるのは、外国の要人と会うためよりも、日本の新聞記者を接待するため、海外旅行をしないと記者から嫌われる(p62)

・アメリカでは多くの新聞社がつぶれてきて、メディアには存在感がない、モラルも消滅、自慢できるのは軍事力のみ(p65)

・地上戦ではイラクでの戦死傷者数を少なくするため、戦争の民間委託が行われた、イラクで危険な輸送業務に従事しているのは民間企業だが、その死者は戦死者にカウントされない(p66)

・アメリカには共通語がないので、何事も文書で契約する必要があり、法律で縛り、裁判も増える(p70)

・中国において、国際的なルールに従って調査を行った場合、中国都市部の失業率は、27%を超える可能性あり(p76)

・中国はアメリカへ留学して最新流行とされる分野のみ集まるので、中国に帰国しても仕事がない、中間技術の重要性は理解できていない(p79)

・アメリカ一極支配が終わった後に中心になるのは、フランス・ドイツ・日本で、周囲がアメリカ、イギリス、さらに外側はインド、南米、ロシア、(中国?)である(p88)

・年金破綻の原因は、年金を払わないからというより、年金の運用損(2008年度は約9兆円)が大きい(p101)

・日本においてこれから終わるのは、グローバル化、アメリカ崇拝、政府依存、大学信仰、個人主義、大企業崇拝、上場主義、である(p113)

・日本が今後つきあうべき国は、これまで略奪されたことのある国(東南アジア、南米等)であり、略奪をしてきたロシアは良くない(p125)

・日本自身の自衛力として、偵察衛星、対潜哨戒機(P3C,100機)を持っているので、海上警戒網は世界最高レベル(p127)

・飛行機を作ろうとしたとき、欧米では神様が許さないだろう(許可があれば天使のように翼があったはず)として、熱心なキリスト教徒でなかったブラジル人とアメリカ人が開発を続けた(p137)

・自主防衛の手段として一番安上がりなのは、核を持って、潜水艦ミサイルに搭載する、航空母艦は不要(p141)

・世界を二つに分けるならば、「自分で働く国」と「他人を働かせて略奪する国」の二分類がわかりやすい、前者には景気回復はあるが、後者にはない(p162)

・青森県には原爆の原材料になるプルトニウムが、1000キロ積んである、使い道はプルサーマル発電がある(p166)

・世界の中で道徳が高いのは日本、アメリカ人は無理、フランス・ドイツ・イギリスは少し理解、イタリアは半分理解可能(p173)

・アメリカの強みは、軍事・通貨(ドル)・メディア、しかしモラルが無い、その結果として健全な道徳を持っていた中流階級が没落した(p179)