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新社会人に効く日本経済入門 混迷の先を読む (毎日ビジネスブックス)

新社会人に効く日本経済入門 混迷の先を読む (毎日ビジネスブックス)の写真

・世界の輸入に占める米国のシェアは16.5%程度であるが、消費財は20.5%である、この理由は世界の輸入において部品や中間財が多いため(p13)

・世界の最終需要のかなりの部分は、米国の消費者が担っている、その消費は住宅価格の上昇を前提に借金で賄ったものだから、住宅価格の下落とともに縮小する(p14)

・米国に対する日本の輸入シェアは、消費財は28,8%に対して、中国のものは12.8%、資本財・部品等では日本の輸出における中国のシェアは大きいが、これは米国に輸出されているので、米国が不調になると日本の中国への輸出も不調になる(p14)

・米国が金融緩和政策をとっているなかで日本のマネーが増えていないので、円高になっている(p16)

・10%円高で実質GDPを0.54%引き下げる、その理由は、主として輸出が2.45%低下する、この程度の影響なのは多くの企業が対外投資をしていたり、円高になっても価格を引き上げないという結果による(p19)

・短期金利を1%引き下げると、実質GDPは0.43%上昇する、この理由は、設備投資(3.6)、住宅投資(0.6)、財・サービス輸出(0.87)拡大するため(p26)

・貨幣供給量を1%増加させると、実質GDPは0.18%増加する、5%増加で0.9%(p26)

・90年と06年をみると、フィンランド・フランス・カナダは賃金格差は縮小、日本は同等、オーストラリア・ノルウェー・イギリス・韓国・米国は拡大(p32)

・日本の賃金格差データは、10人以上の事業所の調査結果なので、注意が必要、日本で格差の原因になっているのは、流通・外食・介護等の低賃金労働の拡大(p33)

・労働分配率について、分子を雇用者報酬のみにすると、自営業の減少と雇用者の増加が含まれて高止まりしているように見える、個人企業所得も含めると、家計への所得分配率は、70から80%の間で1960年から推移していることがわかる(p38)

・埋蔵金で純債務を減らせば利払いを減らす効果があるが、埋蔵金は何らかの資産で運用されているので、その取り崩しは運用収益の低下や、資産と負債の利回りの差も問題になる(p44)

・温暖化対策は次世代インフラの構築と捉えられていて、米中韓では、景気対策として雇用の増加が見込まれる、各国の温暖化対策を整理(p66)

・ドイツが大幅削減できたのは、1)エネルギー産業が石炭から天然ガスへ、2)旧東ドイツの非効率な設備を省エネルギーのものへ取り替え、が大きい(p71)

・企業が困るとは、多くの人を困らせること、個人が破産しても、破産した人が困るだけで他人には迷惑はかけない(p88)

・中国の輸出依存度は、80年代前半の10%台、07年には37.5%、沿岸部では、広東省は87%、上海市:82%であり全国平均(37%)を上回っている(p98)

・農村戸籍保有者を差別する風潮が根強く残っている都市部では、出稼ぎ労働者の参入が認められているのは、市民が嫌がる3K労働のみ、最近では故郷へ帰る出稼ぎ労働者が増加していて、ごみ収集や荷物運びの労働に従事する人が減ってきて騒がれている(p105)

・08年1月から施行された「労働契約法」では、連続2回の期限付きの労働契約が結ばれた労働者、10年以上の労働者には、雇用者は期限のない雇用契約を結ばなければならない(p110)

2010/11/7作成