suu3.jp 戻る

summary

国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)

国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)の写真

・投資家は、国家が労働市場の規制を緩和しなければ、国内から海外へと投資するようになる、それを恐れる国家は、労働市場の規制を緩和する。国家がグローバル企業のために構造改革を実施する(p34)

・財界による公共投資批判は、実は、企業がデフレで得をするという事実を関係している(p39)

・需要は国民が全体として消費をすることで拡大するものなので、貧富の格差が大きく、国民の一部のみが豊かな国では、需要は拡大せずに経済成長も不可能(p44)

・サブプライム危機に対してアメリカは金融緩和を行ったが、その結果、新興国市場や商品市場にドルが流れ込んで、原油・食糧価格が上昇した(p53)

・アメリカ輸出の30%はサービス業で、ほとんどが銀行、保険、コンサル、ソフトウェア関連などの高学歴者によって担われる、15%の農業も集約的で雇用吸収力が弱いので、アメリカ輸出により恩恵を受ける人は一部の人間のみ(p58)

・オバマ改革の医療保険制度は、20の州政府から裁判所に訴えられている、フロリダでは違憲判決(p59)

・実は絶対王政は、近代民主政体よりも弱体であった、ルイ14世でさえ教会、都市、ギルドの特権に反して、既成の法律等を修正する権力を持っていなかった(p99)

・国債は、国内で消化される(自国民が購入する)内国債である場合は、その金利は国民の負担にならない、国債の償還金の支払先は国民だから(p187)

・政府の負債と私企業の負債の違いは、政府には通貨を発行することで債権者に支払いができる(p188)

・外国債は、国民から徴収された税金が国債の償還金として海外に流れるので、企業や個人の債務に近い(p189)

・ドルは基軸通貨の地位を失っても、依然として主要な国際通貨として流通する(p206)