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日本人のための世界史入門 (新潮新書)

日本人のための世界史入門 (新潮新書)の写真

・人類の有史というものは、地球という惑星の、ほぼ終末期に近い所に位置するらしく、知的生命体が生まれたことが、かなり低い確率の偶然であり、宇宙にはほかに存在しないようである(p48)

・サターンは、アポロ宇宙船の打ち上げに使ったロケットの名前だが、これはキリスト教の堕天使サタンとはことなる、英語読みはセイタン(p52)

・欧州で現在のように国境が決まったのは、30年戦争が終わった1648年のウェストファリア条約以降のこと、それ以前は貴族たちが封建領主として領地を持っていた(p86)

・イスラム教は、本来キリスト教徒とユダヤ教徒は「啓典の民」として特別扱いして、言葉を持ってイスラム教に改宗するように説得べきとしている、それ以外の民は問答無用で殺してよい(p89)

・奈良時代にあまりにも寺院勢力が伸長したので平安朝に遷都した、中世においても力は強く、織田信長を経て、徳川幕府はほぼ宗教勢力を抑えられた(p95)

・英国のテューダー朝は、エリザベス1世が結婚しなかったので断絶、日本の天皇家は一夫多妻制で助かった(p97)

・北宋は開封(東京:とうけい)を首都として、ほか北京大名府など四京が設置された(p115)

・日本では、甲子革命、辛酉革命といって、干支が「甲子:きのえね」と「辛酉:かのととり」には年号を改める習慣があった(p119)

・西洋では、神学が第一、哲学は神学の婢(はしため)と言われた、他に医学・法学・修辞学がまなばれて、リベラルアートと呼ばれた、奴隷が自由人になるための技術という意味(p126)

・ポルトガルやオランダは、航海大国で帝国主義国家でもあったから、20世紀に至るまで世界各地に植民地や領土を持っていた、ポルトガルはモザンビーク、アンゴラ、マカオ、東ティモール、オランダはインドネシア(p159)

・イングランド王のヘンリー8世は、離婚したいためにローマ教皇と手を切って、イギリス国教会を作った、カトリックは離婚を禁じているが、実際には結婚手続に不備があったことにして、結婚無効を宣言するのがやりかた、ナポレオンも離婚している。イギリス王は三人と結婚しているので、一夫多妻は認められない状況では仕方ない(p167)

・日本に来たイングランド人やオランダ人は、新教徒だったのでもっぱら商業のために来ていた、キリスト教が禁教になっても、英蘭は商業目的ということで、イスパニアとポルトガルが先に追放された(p171)

・英語が共通語になるのは、20世紀になってから、それまでは欧州の共通語はフランス語、世界共通語のことを、リンガ・フランク(フランクの言語)という(p171)

・1770年に英国人のクックがオーストラリアを見つけてから、北米にかわって囚人流刑地となった(p189)

・徳川時代の日本が平和を保てたのは、幕府が強大な常備軍を持ち、諸藩に参勤交代をはじめ多くの賦役を課して勢力を削いだ成果である(p191)

・議会で壇上から向かって右側に穏健派、左側に過激派が座ったのが、右翼と左翼のはじまり(p208)