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日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)

日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)の写真

・アメリカの高速道路が「フリーウェイ」と言われるのは、立体交差になっていて交差点等でストップすることから解放(フリー)されている意味であり無料ということではない(p21)

・最後には予算は必ず仕上がる、その手段は、1)赤字国債、2)埋蔵金使用、3)予算の組み替え、である(p27)

・政治主導と、前政権のシーリング(予算の上限)否定にこだわった民主党の姿勢は、タガの外れた予算という大失点となった、さらには過去最大の国債発行額の抑制や事業仕分けにおいて財務省に大きく依存するようになった(p32)

・児童手当の廃止で大喜びしたのは、都道府県と市場村、年間7000億円の負担から解放された(p36)

・雇用保険で巻き上げたお金は、雇用能力開発機構等の天下り団体で無駄使いされた、581億円の建設費をかけ、毎年10億円の赤字をだして6年で閉鎖した「私のしごと館」が典型(p45)

・日本の電波利用料収入が653億円、その大半は携帯電話キャリアが負担していて、テレビ局はわずかに38億円、周波数オークションは携帯電話、テレビ業界ともに反対している(p50)

・GDPギャップが40兆円もある状態では、デフレが続くのは当たり前、「デフレは安くなっていい」というのは大きな誤解、良いのは3~5%程度のマイルドインフレ(p55)

・中長期の為替の動きについては、説明可能、長期の動きについては「購買力平価=ビックマック指数」という物価から、中期については「金利差」から可能(p67)

・リーマンショック後の2008年10月、日本は欧米の中央銀行による0.25%協調利下げに参加しなかった、これにより日本の金利は相対的に高くなったと判断されて、円高・株安となった(p75)

・2003年から2004年にかけては大規模な円売りドル買いが行われた、実際には、アメリカ国債(ドル建て)を買う、そのために財務省は外国為替資金証券という短期国債を発行する(p79)

・国際収支の常識方程式:経常収支+資本収支(民間がもつ債権)+外貨準備(公的機関が持つ債権)の増減=ゼロなので、経常収支の黒字は、資本収支か、外貨準備のマイナスとなる(p84、86)

・国債金融政策において、1)固定相場制、2)独立した金融政策、3)自由な資本移動、のうち同時に2つしか実現できない、多くの先進国では2)と3)を守るために1)を放棄、中国では、1)のみを選択、2)3)を放棄している(p89)

・日本のバランスシートによれば、800兆円の借金と同時に、500兆円の資産がある、そのうち300兆円は赤字国債(特殊法人への貸付金、出資金)、200兆円は道路や役所の建物である(p120)

・300兆円の債務超過となるが、国の場合には債務を返済できないことを意味しない、それは国には「課税金」があるから(p121)

・歳入=税収等+国債発行額、歳出=国債費+一般歳出、歳入=歳出なので、税収等-一般歳出=国債費-国債発行額=プライマリーバランスである(p124)

・日本がノーマルな成長をすれば(名目GDPが4%程度)、国債金利もその程度(4%)になる(p133)

・多くの国で法人税を下げているのは、ITや法の整備によって、個人資産や個人所得の精度の高い捕捉が可能になってきたから(p166)

・地方分権のスタートとしては、特別会計の地方移管が望ましい、例えば、国交省の社会資本整備事業特別会計の中の空港整備勘定を分割して地方へ移譲するなど(p190)