・最終消費者の手元に届く商品の値段が税金の塊にならないように、必要経費に上乗せされて支払った消費税分を差し引くという「仕入れ税額控除」方式を使う(p30)
・約900兆円の国債発行残高があるが、その多くは建設国債が占めている、その政府資産を民間に使用させず赤字にカウントすることが問題(p46)
・日本の国税収入に占める消費税の割合は(22.1%)は、消費税率が25%のスウェーデンと同じ(p52)
・ゼロ税率は非課税と異なり、最終的なサービス提供の段階では消費税がかからないが、仕入れをはじめとする主な必要経費の支払いの際にかかった消費税分は、申告により還付される(p55)
・アメリカが消費税に慎重なのは、消費税が貧困層を追い詰める結果、福祉ニーズが拡大して犯罪や自殺の対策費が膨らむことを恐れている(p60)
・売上高が1000万円未満の事業者には納税義務は課せられていない、免税点が2004年に改定されるまでは3000万円であった(p61)
・正規雇用を減らし、必要な労働力は派遣、請負等の別の事業者に外注する形にすれば、それでけで大幅な節税となる(p66)
・消費税は、国内の取引にのみ課税されるもので、輸出や国際輸送等の取引は免除される(p78)
・大手企業が「輸出戻し税」として還付される額は大きい、1位のトヨタ自動車は2009年実績で2108億円、2位のソニーで1060億円(p81)
・所得税法上では、源泉徴収方式(1940年に導入)は8割を占めているが、特例として構成されている(p95)
・源泉徴収を採用する国はおおくあるが(デンマーク、オランダ、スペイン、ギリシア、フィンランド、韓国、インド、タイ等)、企業に徴税事務を依存して年末調整制度を整備している国は珍しい(p103)
・給与所得控除額は平均で30%程度もある、年収400万円で134万円(36%)、年収750万円で195万円(26%)もある(p132)
・サラリーマンが自営業者に対して得をしているのは、社会保険料(健康保険、厚生年金、雇用保険)であり、半額を企業が負担している(p133)
・2007年改定の所得税は、年収900万円超が33%、年収1800万円超が40%であり、差は7%のみ、金持ち優遇制度である(p136)
・法人税については、過去の損失を7年間繰り越して黒字と相殺できる仕組みがあり、2004年に5年から延長された(p148)
・消費税という税制が、取引先と力関係で弱い中小零細の、とりわけ自営業に重い負担を強いるシステムであり、消費税10%時代に耐えるのは難しい(p167)
・2009年に発生した国税の滞納額は、全税目で7478億円で、消費税はその50%の3742億円(消費税収:44兆円の22%の約10兆円)である(p172)
2010/12/26作成