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ダントツ経営 コマツが目指す「日本国籍グローバル企業」

ダントツ経営 コマツが目指す「日本国籍グローバル企業」の写真

・コマツの経営者は、「自分の代に、どれだけコマツを強くできるか」を競い合わないといけない、自分の任期だけうまくやる、派手なM&Aを仕掛けてスターになる人は不要(p8)

・2006年までは日米欧で60%以上の需要があったが、2010年には30%以下、中国は生産面や販売面でもアメリカを上回る世界一の建設機械大国(40%)になった(p23)

・建設機械のなかでも、ブルドーザーに代わって、主力機械の座を占めるのは油圧シャベルである、キャタピラー社も日本に油圧シャベルのR&Dセンターを設けていて、日本には研究開発拠点が集中している(p30)

・最も普及しているモデルの建設機械は、車体重量1トンあたりの価格が50~70万円で、単価は安い(p31)

・現地の人に経営を任せることで、その土地の情報が集まってくるようになった、中国では建設機械の買い手の9割が個人で高度経済成長期の日本と同様(p42)

・コムトラックスにより、GPS機能のみならず、エンジンやポンプから集めた情報を通信機能を使ってコマツのデータセンターに送ってくるので、顧客は代理店とそれを共有することができる(p50)

・コムトラックス経由で、代理店が、その機械のエンジンをかからなくすることも可能、中国市場でなにが起きっているかを地域ごと、機種ごとに時々刻々と精緻に把握することが可能(p52、54)

・3年前に日本で初めて市販した「ハイブリッド建機」は燃費がよく価格も高いが、稼働時間が3倍もある中国では燃料代がかさむので、ハイブリッド建機のほうが儲かるから中国で売れると見ている(p60)

・2001年当時の為替水準では、変動費に絞ってみれば、最も生産コストが安いのは日本であった、2011年では中国の生産コストが5%日本より安い(p77)

・コマツでは固定費カットこそが最優先の課題、不採算事業や本社業務の見直し、希望退職、子会社の統廃合を行ってきた、リストラは「大手術を1回」が原則(p80)
・コマツの利益改善の大原則、1)経営の見える化、2)成長とコストの文理、3)強みを磨き、弱みを改革、4)大手術は1回(p(89)

・アメリカの技術者の世界には、設計技術者は、生産技術者よりもステータスが上という、独立の序列感覚がある(p140)

・定型的な仕事は外部の汎用システムを使い、競争力に密接にかかわる部分だけは独自のシステムを開発するという仕分けをすることに決めた(p145)

・会議や講演で話す際には自分で英作文して草稿をつくる、ある程度、年をとってから英語の世界に放り込まれた人は、英作文から入るのもひとつの道である(p159)
・ライバルに負けてもいいところ、ライバルと同じでいいところを決めておいて、その分を強みに磨きをかける(p165)

・工事のときに上部旋回体がくるくる回ってショベルを動かす、この旋回が減速するときの運動エネルギーでモーターを回転させることで、電力を回収する新機構を開発したのがハイブリッド油圧シャベルである(p173)

・中国では機械のオペレーターに支払う人件費は年間50万ほど、燃料費の約6分の1、ハイブリッド建機は発売から2年で約650台(中国と日本で300台ずつ)の実績、2011年に第二世代のハイブリッド油圧シャベルを展開予定(p174)

・日本が抱えている問題は、低成長、中央集権と東京一極集中、第一次産業、女性の活用、業界再編、固定費、といったキーワードにまとめられる(p210)

2011/5/1作成