・過去を振り返ってみて、日本経済が経験したデフレは近代経済の仲間入りをして120年になるが、3回であとは基本的にインフレ、3回合計しても19年あまり、アメリカは230年中で50年程度(p16)
・経済の体温を測るものは、株価・金利・為替レート等があるが、いずれも「デフレの時間」は過ぎていて、今のマーケットはこれまでの慣性で形成されているのみ(p17)
・株式相場からくる最大のデフレ波は、2009年(バブル天井から19年目につけた7000円)で終わっている(p23)
・為替は、2007年6月の124円から19四半期たった 76円(2012.2)が円高の終わり(p34)
・1983年に国債残高100兆円が突破(GDP:308兆円)したときに、国債価格暴落、円相場暴落、外国人による日本株売りが警告されているが、2012年でもまだ達成されていない、事実は、90→114円、235→80円、外国人持ち株率:7→24%(p40)
・デフレ下では、投資は原理的に失敗するようにできている、物価が下落する=持っているだけでお金の価値が上がるので(p55)
・1995から2011年までの17年間の累積デフレは、18%、日本という国のシステムが低金利に慣れている(p62)
・10年モノの国債で0.8→2.5%まで金利が上がった場合、143→130円に下落(9%)、償還期限の加重平均は7年なので、価格下落の打撃は6-7%程度(p63)
・財務省がなぜ巨額の外貨準備(1兆ドル)を持っているか、それはインフレ対策(p69)
・戦後の悪性インフレを克服するために、1)国の債務の切り捨て、昭和21.7に戦時補償(政府が企業に負っていた債務免除)、2)その企業には金融機関も債権放棄、3)金融機関には封鎖預金(新円切替+預金封鎖)を切り捨てることで預金債務を免除(p71)
・円が暴落するには、円を持っている人が円を売る、という行為が必要、日本人以外で円を持っている人は、2012.9で81兆円程度(p76)
・2015年から日本株の上昇相場が開始するのは、とくに誰が買うわけでもなく、相場が上がり始める日柄にあるということ、何か買いの材料が出るわけではない(p85)
・1965年は昭和40年不況と言われた年、その1965年から50年目が2015年(p88)
・2015年の春に向けて、120-130円に向けての大幅円安となる(p101)
・米国経済が日本化しない決定材料は、アメリカのインフレ率が2%をキープしていること、つまりFRBのゼロ金利が、-2%の実質金利を実現している、日本はインフレ率がマイナスなので、実質金利は+1%であり投資行動が起きにくい(p111)
・米国家計部門の債務圧縮はそろそろ峠を越えて、2008年以来消費者信用や家計の負債が2012年から前年比プラスに転じ始めている(p121)
・近未来で重要日柄が集中するのは、2013年7月、第恐慌の底値から81年目等(p125)
・1990年労働年齢人口を100とすると、2030年に米国は132、日本の80、欧州96、中国128よりも有利、2050年まで増え続ける(p130)
・米国経済を初期化するゲーム・チェンジャーは、シェールガス・オイル革命である(p133)
・ペンシルバニア州は、米国製造業の墓場といわれてきたが、現在は天然ガスの産地であることが注目されて、内外の巨大企業の化学工場の進出が相次いでいる(p135)
・高い失業率にもかかわらず再選されたオバマの使命は、中産階級の復権である(p146)
・為替は85円を発射台とすると、36円を加えた2015年1-3月の121円辺りが目標値(p165)
・ゴールドは、25年サイクルがあり、それには3つのサブサイクル(8年)、それはさらに2-3のサブサイクルに分かれる、相場が1800ドルを超えてきたら、2100ドル、1522ドルを切るとさらに下落する可能性あり(p179)