・中国の政治局員クラスは、大清帝国時代の王族並みのぜいたくができることは知られてきたが、現代アメリカもトップクラスは同様の報酬があるのも事実(p12)
・大不況時代がひどかったのは、金融業界と地主(貴族)階級にとってのみ、庶民は現金を持っていればよかったので(p19)
・インフレは金を借りるほど儲かる経済環境、これは名目で行われるので(p33)
・日本の新聞の広告収入が30%程度で低いのは、大都市圏に密集していて新聞配達が成立していて購読料収入が多いから(p40)
・円安になって助かる会社は、電機・精密の中でも、消費財を作り続けていた輸出依存度の高い会社で、経営的にも怠慢な会社(p68)
・2012年の貿易赤字が6.9兆円と前年比3倍で過去最大となったのは、輸出企業の国際競争力が衰えたのではなく、天然ガスをバカ高い値段で買っているから(p70)
・官公需法により、公共事業などの全契約高のうち、50%以上が中小企業に振り向けられている、それを大手ゼネコンに丸投げする「上請け」ということが日常茶飯事に行われている(p80)
・南北戦争とは、法理念から言えば、本来いつでも脱退する権利をもっていた南部諸州の連邦からの脱退を、戦争で屈服させた戦争である(p93)
・アメリカという国は、余裕を持って退職できる世帯が1割、あまり長生きしなければ大丈夫な世帯が1割、残る八割は明らかに貧困生活となる(p130)
・アメリカでは、トップ1%が個人世帯で保有する株の4割以上を持っている、トップ2%から10%までで、約3割持っている(p134)
・アメリカ企業が実際に納税しているのは、法定税率:35%、企業が自分たちで計算して払う税率:27%、実際の納税率:13%である(p142)
・中国は唐代と宋代では全く異なる国になった、その間に五代十国時代(907-960)があり、多くの民族の国が乱立していた(p149)
・宋の時代に三つの変化が起きた、1)科挙制度の徹底(回避:生まれ育った土地には赴任させない)、2)宦官のはびこり、3)纏足による女性の行動の自由を制限である(p150)
・中国における2012年のジニ係数は政府発表では、0.474だが、これは中国のなかで都市戸籍を持っている者のみ、全体では 0.61という調査結果あり(p165)
・中国で都市戸籍を持っている人が4-5億、農民戸籍が9-10億、その中で 2.3億が流動人口という根なし草のような生活をしている(p172)
・中国の共産党員は、2012.6で 0.82億人で、人口が13.5億人とすると、全体の6.6%(p175)
・海外への10年間での不正送金ベスト20か国のリストで、総額495兆円に対して、中国はその半分の235兆円(p176)
・EUが統合できないのは、単一言語の国でないから、経済的に効率的な運営ができない(p184)
・日本は特許出願件数に対する取得件数が多く、中国33%、米国45%に対して、70%もある(p188)
・フランスでは正規の結婚をするには、いまだにカトリックの祝福を受けなければならず、戸籍に登録する名前は、カトリックの聖人の名前でないと受け付けられない(p201)
・アメリカは新生児ベースでは、白人よりも黒人・ヒスパニック・アジア系が多いので、20年程度経てば確実に白人が少数派になる(p206)
・国債は、日本の場合、稼ぎのない政府という専業主婦が、稼ぎのある国民である夫に借金しているという内輪の話、なので、貸して(国債発行)というのも、ちょうだい(徴税)も実質的に違いは無い(p216)
・高齢化社会を機械に見立てると、ほとんどの機械が少なくとも償却年限を稼働している状態、どんどん壊れるのが平均年齢の低い社会(p226)
・2002年に「工場等制限法」が撤廃されてから、とくに東京では大学のキャンパスがいっせいに都心に回帰している(p234)
・世界中でほとんど無傷で残っている広い農地は世界中で3つ、カナダ・ロシアのシベリア・日本の本州、九州、四国、北海道は少し荒れている(p238)