・カールマルクスは「革命」、ロバートキヨサキハは「投資」を解決策としたが、「資本主義経済のなかでは労働者は豊かになれない」という前提は共通していた(p12)
・日本企業が採用している成果主義は、「必要経費方式の一環」として採用されている(p26)
・価値の大きさには、その製品が有益かどうか、自分にとって嬉しいかは無関係、空気には価値がない、それは人の手がかかっていないから(p52)
・社会一般的に必要な労力(労働量)が、その商品の価値と見做される、なのでわざと効率を悪くしても、商品の価値は高くならない(p56)
・商品の値段は、価値(その商品にかかっている労力)により決まっていて、そこから「需要と供給の関係」によって値段が上がったり下がったりする(p63)
・労働力の価値は、明日も同じ仕事をするために必要なモノの価値の合計(p70)
・途上国の人件費が先進国に比べて安いのは、「途上国の物価が安いので、労働者は安く生活できる、労働力の価値が低い」(p75)
・介護士と医者において、介護士の仕事は重労働で、社会的意義も高いが、介護士になるための準備は医者になる準備と比べて少ないので、これが給料の差になる(p80)
・給料は、成果を出しているかで決まるのではなく、「オジサンたち」の生活費が高く、明日も同じ仕事をするために必要な費用が高いから給料が高いだけ、家族手当があるのも同じ理由(p82、84)
・自分の生活には余裕がないと感じているのは、給料が必要経費分だから、だから個人的にかかる必要経費が社会一般よりも少なければ儲かる(p86、90)
・原材料が加工されて形が変わっても、価値が増えるわけではない、そこに労働者が手を加えるから価値があがる、高い材料だからたくさん稼げるわけではない(p118)
・企業は労働者を一日働かせる権利を買っているので、何時間働かせても「いい」(p122)
・使用価値があるから買ってしまう、しかし「価値」がないから納得感がない、これが「ぼったくり」の構造(p160)
・多くの人が、自分の給料を上げるために、「成果をだそう(使用価値を上げる)」としますが、資本主義経済の中では、「価値」を上げることを先に考えるべき、使用価値を高めるのはその後(p167)
・残業は、プラスアルファの分働いて、消耗した体力を再生産するために必要な経費である(p172)
・個人の場合、自己内利益を増やすには、「満足感(売上)を増やす」か、「必要経費(費用)を減らす」しかない(p211)
・労働力の再生産コストが高くなるように知識やスキルを身につけると「労働力の価値」は高まる、そのためにはより長い習得時間が必要になる(p232,236)
・労働力の価値を積み上げるには、「自分の労働力を消費せずに投資する」という考え方が必要(p237)
・労働力の価値を上げたいのであれば、知識・技術・ノウハウなどの移り変わりが少なく、「積み上げ」をしやすい仕事を選ぶべき、変化が早い、新しい・華やかな仕事は賞味期限が短い(p255,257)
・1年間死ぬ気で頑張って、向こう10年間、毎年100万円の収入を生み出す資産と作り上げた、というのと、1年間死ぬ気で頑張って、1000万円稼いだという選択肢では、前者を選ぶべき。こればBS思考(p282)
・他の人が身につけようと思ってもなかなか身につかない資産を作る、その資産を使って100の仕事のうち80をこなす、そうすれば20の労力で100の仕事ができる、これが理想的な働き方(p288)
・10年継続することは凄い、それは一部の人だから、「したい人、10000人、始める人、100人、続ける人、一人」続ける人は少ない(p291)
・10年でできることを過小評価せずに、地道に労働力の価値を積み上げていけば、大きな資産を築ける(p293)
・自己内利益を考える、自分の労働力の価値を積み上げる(資産という土台をつくる)、精神的な苦痛が小さい仕事を選ぶ、の三点が強調したいポイント(p298)