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脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)の写真

・一見役に立つかどうかわからなさそうな物事に大脳新皮質を駆使することで、結果的に自然の脅威を克服し、進化してきた動物がヒトである(p5)

・頑張っている自分へのご褒美、であるドーパミンがうまく働いている限り、私の脳は頑張って何かを達成することに快楽を感じ、努力を続けることができる(p18)

・ラットによる実験では、脳内の快感は、食欲や性欲といったもっとも基本的な生理的欲求よりも強かった(p21)

・脳の中央部から下部にかけては、脳幹とよばれ、間脳・中脳・橋・延髄、の4つの部分からなる(p24)

・私達の脳や体の各部の神経は、神経細胞でできている。大脳だけでも、140億個以上、脳全体では1000億個を超えるひしめき合っていて、1つの神経細胞は、約1万個のシナプスによって、約1万個の神経細胞と接している(p27)

・快楽をもたらす物質・ドーパミンと同じくらい重要な感覚は、苦痛である(p33)

・有酸素運動を始めて10分ほどで、スーっと楽になる。呼吸や循環といった体のしくみが運動量の急増に追いついた状態(ウオームアップ)と呼ばれるもの(p39)

・依存対象に接しているとき、人の脳の中には、ドーパミンが分泌されている。初めて依存対象に接したとき、意識する脳である前頭連合野が、それを好きかどうかを判断する。好きな場合、A10神経からドーパミンが放出され、脳は快感を覚える。この結果は情報として、海馬に記憶される(p45)

・依存症には大きく分けて3種類、1)物質への依存(アルコール、食べ物など)、2)プロセスへの依存(ギャンブル、インターネット、仕事など)、3)人間関係への依存(恋愛、宗教、虐待など)(p49)

・アルコールがほかの飲物に比べて好まれるのは、味ではなく、GABA神経というブレーキを弱らせて、ドーパミンをたっぷり分泌させるから(p53)

・コカインは、抽出の成功によって大変広く用いられるようになった、コカ・コーラにもかつて、微量ながらコカインが含まれていた、コカインはドーパミンの回収を妨げる(p57)

・覚せい剤は、コカイン同様、かつては禁止されておらず、戦争直後には「ヒロポン」」という商品名で販売されていた(p59)

・イギリスは中国との貿易で大幅に赤字になっていたので、イギリスからインドに綿製品を輸出、インド生産のアヘンを中国へ輸出、中国からイギリスへお茶を輸出するという三角貿易を行った(p64)

・イギリスはアロー戦争(第二次アヘン戦争)で、清朝にアヘン輸入の自由化を認めさせた、それにより、中国人の4分の1がアヘン中毒になった(p65)

・ゲーム依存症は、プロセス依存の一種、ゲームは巧妙に報酬系(小さな努力と達成感)を刺激し、ドーパミンを分泌させるように設計されている(p114)

・オンラインゲームは、ゲーム内のキャラクターからの賞賛や友情という、人間関係への依存を含んだ、プロセスへの依存症(p118)

・スキナーの箱、Aの箱は必ず餌が出る、Bの箱はどきどき餌が出る。一定期間放置して、両者ともに一切餌を出さなくした場合、Aの場合は二三回であきらめるが、Bの場合は一日中押し続けた(p119)

・社会的報酬は、承認・評価・信用・信頼・尊敬などに分けられ、さらに、友人関係、知名度の向上、等の関係性の強化も社会的報酬となる(p126)

・メニューにない、ちょっと変わったものを注文して毎回食べていたとして、それが店長のお薦めとして載っていたら(尊敬された)、一生通うだろう(p129)

・所得1500万円までは、所得と共にゆるやかに幸福度が上昇するが、それを超えるとむしろ低下する。500-900、1100-1300万円も幸福度はほぼ同じ(p142)

・ビジネスでは、収入・地位・周囲の賞賛や感謝、の3要素がよく挙げられる(p143)

・人は、自分の経済的な状況を絶対的な物差しで見るのではなく、周囲との比較で決めている(p148)

・幸せの実感をはじめとする諸要素が寿命に与える効果は、運動の3倍の影響がある(p166)