・松下幸之助が採用試験で最後に聞く質問は「君は運がいいか?」に対して「はい、運がいいです」と答えた人のみを採用した。少しくらいの逆境でも諦めたり腐ったりせず、真正面から立ち向かい乗り越えることができるから。自分は運がいいので絶対大丈夫と自分を信じているから。これからわかるように、運というものは必ずしも、その人がもともと持っていたり、生まれつき決まっていたりするものではなく「その人の考え方と行動パターンによって変わる」と言える(p3)
・運。不運というのは、誰の身にも公平に起きていて、その運をどう生かすかに少なくとも人は主体的に関わっていける、というのが筆者の考えである(p11)
・自分を世間の標準に合わせる必要なはありません、一番大事なのは自分です、その自分(自分の体、考え、価値観、直感など)を最大限に活かす、これが運のいい人になるための絶対条件だと思っています(p33)
・その人の運の良し悪しは、周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということに大きく左右されるが、自分を大切にしている人は他の人からも大切にされる。逆に自分を粗末に扱っている人は、他人からも粗末に扱われるようになってしまう(p37)
・一般的な価値観や他人の意見に惑わされず、自分の価値観で自分なりの幸せを把握することが重要である(p40)
・運がいい人というのは、自分なりの「幸せの物差し」を持っている→その幸せの状態を積極的に作り出す努力をしている→自己一致の状態(=自分の好きな状態)になる→人に好かれる、という図式が成り立つ(p44)
・脳内の神経細胞は、細胞核のある細胞体、そこから伸びる樹状突起と軸索という2種類の突起からできている、軸索の周りには絶縁性のリン脂質で覆われていてこれを「ミエリンしょう」という。この原料となるのが、オメガ3脂肪酸(お尻や太ももにつく脂肪)であり、脳を成長させる脂肪と同じもの。なお、お腹周りにつく脂肪は、オメガ6脂肪酸で異なる(p56)
・選択に悩んだ時「面白さ」を判断基準にする、その理由の一つは、その方が健康にいいから(p59)
・運のいい人とできるだけ一緒にいるようにして、その行動をよく観察する、するとまるで、いい人と同じ行為をしているかのごとく、自分の自分のミラーニューロン(脳内の神経細胞)が活性化する、やがて観察していた行動や振る舞いは自分のものとなり、自分も同じような行動を取ることができる(p85)
・世の中で成功している人たちの多くが朝方人間である、毎朝4時には起床、家族が起き出すまでの3時間を自分のための時間として活用する(p85)
・良好な睡眠を作り出し、体の中の活性酸素を分解、抗ウイルス作用を強め、老化防止となる「メラトニン」は、脳の松果体でセロトニンから作られる。セロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸からできているが体内では生成されないので食物から取る必要がある。赤みの魚、肉類、乳製品に含まれている。この合成にはビタミンB6も必要、ニンニク・唐辛子・胡麻に含まれる(p89)
・人間の脳には一定のストレスがかかった時に神経細胞間の接合部(シナプス)と作る傾向がある、脳の細胞は平穏無事な時よりも、一定のストレスがかかった時の方が活発に活動する(p101)
・新しい環境に耐えて、さらに生き延びるには、それまでの環境に最適な適応をしてはダメで「好適」くらいの適応にしておき、遊びの部分を残しておく必要がある。ある条件のもとで、一人勝ちした存在というのは、条件が変わると変化に耐えられずに、呆気なく危機的な状態に転落する(p118)
・粗野な振る舞いよりも、品のある行動の方が人の心を動かす(p123)
・脳は戦って、誰かを蹴落とすことより、共生を目指す方が高いパフォーマンスを発揮できる(p126)利他行動(他人のために生きられるか、他人の利益になるような行動が取れるか)を取ることで、人の脳には良いことがたくさん起きる(p127)
・他人を素直に正しく褒められる人は、他人から好かれるようになる(p133)
・マイナスの出来事が立て続けに起きるかもしれないけれど、いつかは必ずプラス方向に触れる時がくると考える、いつか来るプラスのために今何ができるかを考え、準備しておく。逆にプラスの出来事が続いていても、気を緩めずに夢の実現に向けて邁進する、とにかくゲームを降りずに粘り続けることが最後に勝つコツと言える(p166)
・漫然と「話せるようになりたい」ではなく、その手段(言語)を使って何がしたいのか、どんな状態になっていたいかを具体的に考えるのが重要である(p168)
・運のいい人と悪い人の違いがどこにあるか、それは自分にマイナスの出来事が起きた時の対処方法にある(p172)マイナスの状況を一旦引き受ける、そして「では、どうするか」と切り替える(p175)
・流れ星にお願い事をすると叶うと言われているのは、流れ星は願いを叶えてくれるのではなく「いつも頭のどこかで目標や夢について考えている状態」が自分を目標や夢の実現へと近づけている(p178)自分が叶えたいと思う願いの先に、自分以外の人の幸福がないかを考え、そこに焦点を当てる(p185)
・お薦めしたいのは、朝と晩の1日二回、お祈りをする。自分を見つめて時間を持つことで、その1日を自分の脳を成長させる、最大の価値あるものにしていくことができる。朝は夜よりも前向きな気持ちになりやすいので、未来に目を向けた「将来なりたい自分」「成し遂げたい目標」に集中して祈る(p203)毎日しっかり意識して祈ることが大切、そのためには、祈る姿勢・時間・場所を決めておくと良い、これにより脳は良い変化を遂げて「運のいい脳」になっていく(p204)
2024年3月8日読了