・2020年前後から始まる「日本近代の第三ステージ=日本3.0」は、これまでとは全く異なる思想、システム、人を必要とする(p5)
・ブレグジットに続く、まさかのトランプ勝利は、歴史のターニングポイントを示している、グローバル化の進行の終わりである(p25)
・人材の3段階、1)ルールフォローワー(今日の延長にあさってがある)、2)ルールブレーカー(今日の延長ではあさっては苦しい)、3)ルールメーカー(今日の延長にあさっては無い)(p33)
・2020年の東京五輪は、団塊世代の卒業式になる(p40)
・明治維新の原動力となったのは、移動の自由・下級武士の下剋上である、1869年に関所の廃止と、居住移転の自由を布告した、これにより鉄道の発展とあいまって都市への大移動が始まる(p46)
・不条理な身分格差は6つあった、1)昇進と権利、2)血縁(結婚)、3)家禄・収入、4)教育、5)倹約や生活の仕方、6)風俗(使用人の有無、買い物、銭湯、宴会、帯刀)(p50)
・第二の革命の起爆剤となったのは、移動と下剋上、空襲を避けるために1940年に735万人だった東京の人口は、1945年には349万人となった、また財閥解体・公職追放によりリーダの世代交代が強制的にあった(p53、55)
・第三の革命を引き起こす10のファクター、1)年功序列の終了、2)正規・非正規社員の格差解消、3)男女逆転、4)外国人労働の登用、5)難民、6)業界再編・伝統企業の倒産、7)スタートアップの興隆、8)第四次産業革命(AI・ロボット・IOT・ビックデータ、p160)、9)交通革命、10)グローバル化、今までと同様に身分改革が起きる(p61)
・日本を根こそぎ変える5つの社会変動とは、1)財政破綻、2)政界再編(ポスト安倍は不在)、3)戦争紛争リスク、4)自然災害(地震)、5)天皇の生前退位(p74)
・30代がカギを握る理由は、1)30代はいつの時代においても経験と無知のバランスが最適、2)それ以前の世代と価値観が違う、インターネットとケータイ、何をカッコいいと思うか、ブランド品の否定、3)数が多い、最後の下剋上と成りえる(p81)
・国という言葉には、1)カントリー(地理)、2)ステート(政治的)、3)ネーション(文化、人種をベースとした共同体)がある。日本の場合、この3つの概念が重なりやすい、すると愛国心という言葉を重層的にとらえることができる。自然、伝統は愛しているが、政府は好きでない等(p111、112)
・長い歴史の中では、中国とインドが経済小国になった過去100年間が例外である、しかし一人当たりのGDPは以前より低い(p151)
・2020年を目途に現在のスマホが使用している4Gから、5Gとなるが通信容量は1000倍となり、同時に多数のモノを繋げやすくなり、IOTを一気に実現する(p164)
・IOTに誰よりも取り組んでいるのは、ソフトバンクの孫社長、2016.7には、英国のアーム・ホールディングスを3.3兆円で買収した(p177)
・政府がやるべきは、IOT、自動走行、ドローン、シェアリングエコノミーが普及しやすいように、法律を改正、5G、WiFiなどの通信環境を整備、同一労働同一賃金により雇用流動性を高め、研究開発を強化するため移民制度・教育制度を作り直すこと(p182)
・海外トップ大の学生に人気があるのは、経済・哲学・コンピュータサイエンスであるが、日本ではどの学部にいけば学べるのか(p250)
・2020年からの教育大改革では、1)英語の4技能(話す、書くを加える)、2)センター試験を廃止、知識とは別に思考力・判断力・表現力を重視する2種類の複数受験できる試験を導入、3)総合型の科目、科目を横断する総合的な試験が増える(p285)
・改革が必要なガラパゴス産業は、大学・メディア・医療、である(p289)
・日本はアメリカの大学から経営を学ぶべき、大学の力は、最終的には「歴史」と「財力」で決まる(p290)
・西洋流の教養教育であるリベラルアーツは、ギリシアローマから続く学科で、文法・修辞・論理(弁証法)の3学、算術・幾何学・天文学・音楽の4科である(p295)
・リベラルアーツカレッジの教師は、研究活動を行わず、教えることに特化しているので、教えることにかけるエネルギーは一般の大学よりも上(p299)
・専門か教養か、スペシャリストかジェネラリストか、という議論は不毛なモノで、どちらも重要(p300)
・アメリカの大学では、読む(読書)・書く(レポート)・話す(プレゼン)の訓練をして、学生と先生と徹底的に議論している。これが米国製エリートの知的土台(p303)
・ムラ文化の特徴は、同質性・平等性・大局観の欠如・反権力である、全会一致が原則でそれまで延々と話し合う。イエ社会では、主君と臣下の関係は絶対だが、主君はことあらばリーダーシップを発揮して、大きな過ちがあれば腹切りをする(p351)
・リーダーに求められるのは、1)体力、2)ワールドクラスの教養、3)クリティカルシンキング、4)レトリック(議論・説得力)、5)無私、6)孤独力(読書により鍛えられる)(p399)、7)コスモジャポニズム(日本を愛し日本を土台にして世界に貢献する)(p360)
・今なお、フェイストゥフェイスは、ロゴス(論理:脳と理性に訴える)、パトス(感情:気持ちを読み取り、心に訴えかける)、エトス(徳:本能に訴える)ことができる最善の方法である(p392)
・徳として大事なの方法・ノウハウとしては、一番にあげられるのが「外見」「語彙」「メディアを使い分ける(メール、SNS、贈り物)」(p392)