・米国共和党の中には、主流派と保守派がある、主流派は中道的なイデオロギーが強く、民主党とも妥協の余地を持っているが、保守派はその存在着を米国建国理念に依拠する政治団体であり、民主党のリベラルな政策とは全て反対する政治姿勢を持っている、トランプ政権は保守派が樹立したレーガン政権以来の本格的な保守派政権である、トランプが正式指名を受けても主流派とは対立した(p22)
・共和党保守派は、大統領選挙を前にして民主党・共和党主流派という敵の敵であるトランプを利用する政治的な賭けにでてトランプの政策、運動力、資金の全てを提供した(p23)
・トランプ政権は同大統領令により2017年末までに規制1本につき不要規則22本を廃止するという快挙を成し遂げ、保守派の基盤となる中小企業からの支持は極めて厚い(p28)
・トランプ大統領は、政治的新興勢力であるナショナリストの支持層を取り込むことになった、このことは日本ではほとんど認識されてい無い変化である。これにより共和党の大スポンサーであったコーク兄弟を敵に回した(p32)
・大統領選の勝敗を分けるポイントは、⒈)ラストベルト、サンベルトの勝敗、2)民主党の対抗馬、3)共和党の勝利に向けた作戦の遂行度合い(p56)
・2016年のラストベルトにおいてトランプが勝利した最大の理由は、ヒラリーがあまりにも人気がなかったことに尽きる。嫌味なセレブリティ臭は、有色人種票の棄権、白人非大卒有権者の投票率の上昇を促し、第三極への票の流出となった(p60)
・トランプ政権は同盟国に防衛費負担を理不尽に要求しているというよりは、それだけ米軍が危機的状況におかれているから(p94)
・宗教弾圧が最も過酷な国は、共産主義国と一神教色の強い国である(p100)