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summary

米銀行破綻の連鎖から世界大恐慌の道筋が見えた

米銀行破綻の連鎖から世界大恐慌の道筋が見えたの写真

・今回(2023年3月)のアメリカでの小さな銀行危機(SVB銀行)はなんとかアメリカ政府が押さえ込んだ、アメリカ政府が中堅銀行が一つ破綻する破綻するたびに、平均して500億ドル(6兆円)を注ぎ込んで救済しなければならない(p24)来年(2024)の秋には、ニューヨークの金融市場の崩壊が起きて世界大恐慌に突入するだろう、5年前から自分の既刊の本で述べてきている(p22)

・SVB銀行は急速になくなっていく中で元資金を作るために、3月8日に210億ドル(2.8兆円)分の手持ちの中古の米国債を売却した、そうしたら18億ドル(2400億円)の損失が確定した。この事実が大事である、市場で3兆円分の中古の米国債を売ったら2000億円以上の実損が出る。これは他の全ての米銀行に当てはまって適用される、これが今の真実のアメリカである、この事実に着目することが何よりも大事である(p28)

・ペイオフという言葉は「騙されて払う」という意味も入っているのでアメリカでは使われなくなった、今は預金保険(デポジット・インシュアランス)と呼ばれる(p33)
・ニューヨークのジャンク債市場が金融核爆弾であり、その破裂がニューヨークの全金融市場の崩壊(取引停止)となる、そんな証券を「これ以上売るな」と引き止めるために、パルエル議長が金融引き締めを急激に上げた、これが金融引き締め(利上げ)の真の姿である(p43)

・債券市場の規模は株式市場の100倍の大きさである、現在では、ほとんどの金融商品は債券の形をしている、一般客向けには銀行店頭で投資信託として売っている(p45)アメリカが発行してきた米国債の発行残高は、400兆ドル(5京円)米ドル札は第二次世界大戦後78年間で18兆ドル(2000兆円)、ニューヨーク中古(既発債)の国債市場で、この事実が露見したらアメリカの金融市場は大爆発を起こす、これが世界大恐慌への突入である(p45)94年前の大暴落とは異なり、株式ではなく再建市場の大暴落で起きる(p45)

・黒田日銀総裁が絶対に金融緩和はやめない、金利を上げない、10年物日本国債の利回りを0.5%以上に上げないと言い続けたのか、それは国際投機筋との戦いがあったから。そして黒田は10年続いたこの戦いに見事に勝った、ニューヨークとロンドンの国際投機筋が全面敗北した(p98)

・中央政府の財政赤字の1400兆円は本当は10倍ある、ここには国家予算(2023年度は105兆円)の3倍(年間300兆円)あると言われている特別会計という不可思議な日本財政の仕組みがある、この他にアメリカへの秘密の貢ぎ金の残高1800兆円が加わる、だから日本の累積財政赤字は5京円だろう。アメリカの本当の財政赤字の総額が50京円の10分の1である(p112)この巨大な数字があるときに爆縮を始める、リデノミネーションという、米ドルの大暴落によって日本円の1万円札は千円札、百円札に切り替えられる(p116)

・原油よりも天然ガスの方が今の世界ではどんどん重要になっている、ロシアは天然ガスがたくさん出る、カスピ海からは石油も出る。ロシアはこのエネルギーを掘っているから強い。(p159)

・日本の輸入総額100兆円のうち80兆円は石油と天然ガス、それぐらいエネルギー代(光熱費)は国民生活にかかっている、物価高になるのは、この石油と天然ガス代金が嵩むから。日本はインフレ(景気回復)ではない、日本は今もデフレ(不景気)のまま、物価で一番大切なのは賃金である(p165)そして110兆円くらいの輸出をしており、その差額の10兆円が日本の貿易黒字でありこれは全て米国債で運用されている(p259)

・現在、世界中の主要な港でドルによる決済をしなくなっている、その代わりに金の地金を直接使って決済を実行し始めている(p168)日本の商社たちが金で支払って輸入している、北海道の小樽港が中心のようである。ロシアはまだまだ金を買うだろうから、いくらアメリカが自分たちの通貨のドルを守るために、紙切れの金を先物市場で売っても、金は復活する(p171)

・円安になると国内金価格は値上がりする、なぜなら「ドル建て➗31.1x為替=国内値段」となるから、1円円安で1グラム60円上がる(p194)1グラム=1万円はもうすぐ(注:10/22現在で1万円以上)それどころか、2万円、3万円までいく(p194)土地も金も減価償却しないので、10%分の消費税が還ってくることになっている(p195)2024年の終わり頃に世界が戦争か大恐慌で大きく動揺して日本でも「どさくさ」が起きるがその時もまだ売らない方がいい。どさくさが通り過ぎた2025年には今の倍、3倍になる(p196)

・金融資産が3000万円以下の人は税務署は相手にしない、金一キロ二キロの売買は、税務署は相手にしない(p198)財産が5000万円以下の人には相続税はかからない、1億円以下の個人資産は国税庁から見ればゴミだと本当は思っている(p200)

・ロシアと中国は世界中から金の地金を、今も盛んに買い集めている、インド・サウジ・UAE・東南アジア諸国も金を買っている、私が前の本で書いた通り、グラム=1万三千円(1オンス=2700ドル)になっている、これに日本国内からも追いかけて追いつくに決まっている(p214)

・19世紀までイングランド銀行(中央銀行)は、自分が発行した金貨の4倍までしか紙幣を発行しないと決めていた、それで大英帝国の信用を築いていた。現在4000兆ドル(50京円)のドルが流れている、ドル派遣の時代が終わるときにはそれを肩代わりする新しい世界通貨が必要となる。金が地上に50万トンあるとして、500兆円で1.25%にしかならない。米ドルの価値を一桁落としてようやく12.5%。地上の全ての米ドルは200兆ドル(20分の1)に減価する、その時には金は現在の3倍に値上がりするだろう(p229)

・開戦前から戦争に負ける敗戦直後までずっと、一ドル=6円だった、早々に負けた直後の最下級の下士官の月給が12円だった、戦争が始まった時と同じで戦争中はインフレは全くない、今の自衛隊の給料12万円とすると、日本は1万倍のハイパーインフレーションを起こしたということになる。銭湯代、新聞代など、3000−4000倍になったと言われている、簡単に言えば1万倍である。江戸時代末期に1両小判が1ドル金貨と等しかった、明治になって1円=1ドル、昭和の初めまでは1ドル=1円だった。日本は裏金でアメリカに対して累積で1800兆円くらい貸し付けている(米国債)がこれは返ってこないので、その代わりに1ドル=13円(日本円の力が10倍になる)が起きてもおかしくない(p237)新札切替時に新1万円札を千円札にするかもしれない(p238)

2023年7月4日読了