・ファイナンスの世界で清掃員のリードが、 トップエリートの フスコーンに負けない成果を出し得る理由、1) 経済的な成果は帰省や努力とは無関係の「運」に左右される部分が大きいから、2) 経済的な成功は ハードサイエンス( 物理学 や 数学)では得られない。 経済的な成功は、何かを知っているかよりも、 どう振る舞うかが重要なソフト スキルの問題である(p9)
・ どんなに勉強しても、 どんなに想像力を膨らませても、直接体験した人と同じ 恐怖・ 不安は 体験できない、 実際にその出来事を体験し、 その影響を肌で感じなければ行動が変わるほど理解するのは難しいからである (p27)
・ 同じ 偶然の力が同じ大きさで逆方向に働くことがある、人生は 個人の努力を超えた大きな力に左右されるという現実がある、運とリスクの本質はよく似ている、 だからどちらか一方の力を信じるには もう片方も同じように尊重しなければならない (p45)
・ 自分の力で成功を勝ち取ることを願っている、 しかし あらゆる 成功が努力によるものでもないし、 あらゆる 貧困が怠惰によるものではないことは知っておくべきである (p55)
・他人と収入を比較してもきりがない、比較をしている限り 誰も 頂上には到達できない。 これは決して勝つことのできない戦いである、 唯一勝てる方法は最初から戦わないことである (p69)
・ 地球の表面が熱い氷で覆われる 原因は、凍えるように寒い冬ではなく、わずかに涼しい夏が訪れることだったのである。 地球の地軸が傾くことで夏がわずかに 涼しくなり、 前年の冬の雪を溶かすほど気温が上がらなくなることから始まる、 氷が残ると次の冬に雪が積もりやすくなる、 このサイクルが数百年続くことで大陸を覆うほどの巨大な氷床に成長する(p77)
・ウォーレンバフェットの経済的成功の秘密は、若い頃に経済的基盤を築き、 長期間にわたって 投資し続けたことにある、バフェットの投資技術は優れているが、 成功の最大の要因は「 時間」であった、これが 複利の力である(p79) 多くの人は、バフェットがいかに 驚異的な投資収益率を達成できたのか、 どのように 値打ちのある企業や 優秀な経営者を見抜いたか など 解明に何年も費やす、 しかし 重要なことは、 バフェットが何をしなかったか を明らかにすることである。 投資に熱中するあまり 過度の借り入れをすることはなかった、 14回の不況を経験したがパニックになり売りに走らなかった(p95)
・良い投資とは 必ずしも 巨額のリターンを得ることではない、 巨額のリターンは大抵 一度限りのものであり 二度と得られない、良い投資とは、 そこそこのリターンを繰り返し 何度も手に入れ続けることである、 その時、 複利が最大の力を発揮する (p84)
・大抵の場合 投資において 今日何をするかはそれほど重要ではない、 大きな違いをもたらすのは周りの人がおかしなことをしているタイミングや、まれにしか訪れない瞬間に下す 決断である (p114)
・どんなに高い給料よりも、 どんなに大きな家よりも、 どんなに ステータスのある仕事よりも「好きな時に、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることの方が人を幸せにする (p127)
・本当に求めているものは他人からの 尊敬と称賛 である、 高価なものを身につければそれが得られると思っているが、 高級品を身につけても決して人から尊敬されない、 特に尊敬してもらいたい人からは(p141)
・ 投資においては 、自分がどれくらいの時間軸で投資をしようといるかを忘れず、別のゲームをしている他人の言動に惑わされないこと、が大切な考え方である (p252)
・ 筆者が投資において 頼りにしているのは、高い貯蓄率・ 忍耐力・ 世界経済は今後数十年にわたって 成長を続ける、という 楽観主義である。 特に 最初の2つは自分でコントロールできるものである (p317)