・ヨハネ黙示録に出てくる4つの聖人に各々動物が割り当てられている、聖マテオには誕生をあらわす人間、聖ルカには犠牲を示す牝牛(めうし)、聖マルコには復活を意味する獅子、聖ヨハネには昇天を寓意する鷲である(p44)
・味方とは、それが強国であればなおのこと遠くにあるほうが望ましい存在である(p90)
・ある事業が成功するかしないかは、その事業に人々を駆り立てさせるなにかがあるかないかにかかっている(p101)
・キリスト教によって奴隷制は完全に廃止されたわけではない、キリスト教徒を奴隷にするのは禁止だが、異教徒や不信の徒(キリスト教化されていない人々)は認められていた(p104)
・ヴェネツィアの造船技術は16世紀までは確実に他国を圧倒していた、ヴェネツィア人は外国人に船を売れば厳重に罰せられた、材料は売っても完成品は売らなかった(p107)
・三角帆は、追い風に恵まれても四角帆より速度は遅いという欠点はあるが、逆風になっても45度の角度をとるジグザグ航行にしても、前へ進めるという利点を持っている(p112)
・ヴェネツィア商人が活躍するにつれて、被害を最も直接に受けたのは、ビザンチン商人であった、売り手と買い手との関係から競争相手に変わった(p133)
・第四次十字軍においてヴェネツィア側は、フランスと結んだ契約を完璧に果たした、全成年男子の半数が従軍するという挙国体制を敷いた(p168)
・当時の軍事物質は、木材・鉄・亜麻・タールであった(p183)
・第四次十字軍によって当時難攻不落とされ、900年もの間、東方キリスト教世界の首都であったコンスタンティノープルは陥落し、多くの芸術品は破壊された(P219)
・ヴェネツィアは船着場や寺院の周りのみを居住区として保有したので、領地は面でも線でもなく、散らばった点となった(p227)