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summary

衆愚の時代 (新潮新書)

衆愚の時代 (新潮新書)の写真

・アメリカにおいて大量の失業者を生むことになった要因は、クリントン政権時代に国家の産業基盤を製造業に置かず、ITを始めとする情報産業に加えて、ブッシュ政権下では金融業にしたことにある(p16)

・給料の額は組織に貢献した労働価値をけして上回らない、仕事のなくなった派遣労働者にどんな労働をさせるべきか「派遣切り」に異議を唱える人は示すべき(p27)

・非正規雇用者を生んだのは、消費者である、同じものを買うのなら個人商店には目もくれず量販店を選んだのは消費者(p33)

・自分の評価を客観的に知りたいならば、異動の際に代わりに配属されてきた人物を見れば良い(p62)

・派遣切りと言われる現象が問題になる以前には、「正社員になると会社に縛られる、そんなのは嫌だ」と言っていた人も大勢いたことを認識すべき(p74)

・最近ブームになっているFXは、レバレッジと称して元手の10倍もの金額を担保もなしに運用できるというのは、常軌を逸している(p104)

・2008年末から2009年初めにリーマン・ブラザーズが行った品川駅前の手法は巧妙を極めているが、やった本質はヤクザの地上げと変わらない(p109)

・今の世の中にはIT長者は、大抵は世間がITの何たるかが知られていなかった時代に、その将来を見越して己の信じる道に邁進したから今があることを認識スべき(p138)

・日本で売られている果物、野菜の味の良さに例外なく外国人は驚嘆する、値段の高さもそうだが、中国が日本の海産物を買い漁っているのも事実(p142)

・官僚を捨てて民間企業に転じた人間に共通しているのは、官僚としての能力を図られる尺度が、いかに多くの天下り先を作ったかにあるかが嫌になったこと(p161)

・本当に大切に思う人間とは、お金の貸し借りはもちろん、会社の経営もしてはならない(p173)