・精神医学の立場から、人の性格は簡単に変えられないが、考え方を変えることができて、それによって心が楽になったりするので、それが実際の医療に使われている(p4)
・心にいい考え方(白黒つけずにグレーを認める)は、けして楽な考え方ではないが、長い人生を考えるとこちらがお薦め(p21)
・イチローが目標にしているのは打率ではなく打数、失敗があっても減らないところが良い(p40)
・合格点主義の効用は、1)合格点を超えれば喜べる、2)満点を目指す必要がないので、失敗(減点)を恐れない(p42)
・相手の言い分を素直に飲む前に、ちょっと違う考え方ができると結果は異なる可能性あり(p52)
・ニートが困るのは、「彼らが怠けているから」ではなく、収入が少ないために「お金を使ってくれない」ことにある(p58)
・会社の中で多くの人にやる気を出させようとするなら、格差は小さいほうが良いというのが心理学の考え方(p62)
・キリスト教、儒教、仏教でなにが最も異なるかと言えば、創始者の寿命、30,72,80歳(キリスト、孔子、釈迦)、儒教・仏教がキリスト教よりも高齢者にやさしいのは、長生きすることで年寄りの気持ちがわかったから(p65)
・郵政三事業は民営化によって2兆円近い利益が出せると言われている、7000億円程度の税収が得られることになるが、国営にすれば2兆円が国庫に入る(p72)
・胃がんはアメリカに少なく日本に多いが、生魚についているピロリ菌を食べる機会が少ないから(p76)
・高齢者は禁煙しても寿命は延びない、肺がんや心筋梗塞になる体質の人は、それ以前に死んでいる可能性が高い(p82)
・人間は、身体機能を維持するための塩分を腎臓で保っているので、若い人は1~2週間程度取らなくても問題ないが、高齢者はナトリウムが腎臓から漏れやすくなるので、一定の塩分は取り続けないと意識障害を起こす可能性がある(p86)
・糖尿病だった人でアルツハイマー病になったのは9%、そうでなかった人は28%、血糖値の低さが原因のひとつかも知れない(p90)
・「うつ」の対局にあるのが「ぼけ」、周囲は気の毒に思うかも知れないが、本人にとってはそうでない可能性がある、ボケ老人は楽天的(p97)
・日本人の平均年齢は79歳というが、例えば40代後半まで生きた場合には、おそらく80代後半まで生きる可能性が高い、平均寿命はそれまでに亡くなる人もデータに入るので(p103)
・2007年の調査において定年後の世帯(年金世帯)の平均赤字額は4万円、平均貯蓄は2400万円とすると、50年は大丈夫(p105)
・「親の介護は日本の美風」というが、平均寿命が40代であった戦前の日本にはどれほどの人がしたであろうか、そのような状態で長く生きられるのは、栄養状態や衛生状態のよい「お金持ち」のみ(p114)
・スポーツに関しては、いくつで始めたからよりも、いくつまで続けるかのほうが大事であることは医学的に検証されている(p131)
・40代の人たちが学生だった頃は、東大と早慶、早慶の日大の差は一般に考えれているよりもずっと小さかった、全体のレベルが高かったから、競争というのは激しいほど、トップとビリの差が激しい(p147)
・学歴エリートになるのは、旧帝大と医学部、早慶を含めて、年間5万人もその機会がある(p151)
・一般社会で言うところの「仕事が出来る人」は、20秒(その場)でそれらしい答えを出すのでなく、3日後に調査をした上で良い回答を出せる人をいう(p154)
・毎日書いているから、書くことがある、書くことがあるから毎日書けるのではない(p164)
・社会で言ってはいけないことも家の中では言っていいよという環境を作ってやらないと、子供は本音を抑圧してしまう(p190)
2010/11/14作成