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summary

65歳、いまが楽園

65歳、いまが楽園の写真

・タンパク質は腸の中で アミノ酸に分解されて 肝臓で消化吸収された後体にとって必要なたんぱく質へと 作り替えられる、 それを行う 肝臓は朝から14時くらいまでの間が活発に動く。したがって朝食で良質なタンパク質をしっかり取ることが良い、 ただし タンパク質は体に貯めておくことができないので可能であれば 3食 まんべんなく 食べ タンパク質を補充することが大切である。 間食としてナッツも有効である(p26)

・シニアの場合血圧や血糖値が高めの人の方がおしなべて元気で生き生きとした毎日を送れている、というのが 老年医療に長く関わってきた 私 の 率直な意見である(p48)

・多くの人は「がんは苦しいものだ」と思い込んでいるがその苦しさの多くは治療によって生まれるもので、治療しなければ死ぬ直前までは普通の暮らしを送れることが多い病気である(p61)

・自分が何を選び 何を優先してどう生きるかを自分で決めてこそ、真の意味で自分の人生を歩むことができる(p68)

・2024年12月末時点で日本の個人金融資産残高は2230兆円で 過去最高を記録している、 そのうち 6割を60歳以上の世帯が持っていてさらにその2/3 近くは70歳以上の高齢世帯によって保有されている、相続された資産の平均額は2750万円 中央値で1600万円とされている (p82)

・2019年に公表された30年で約2000万円が不足するという 試算に対して、2024年の最新データによれば 毎月の不足は3万4000円程度と試算され この赤字が30年間継続した場合の不足額は約1226 万円と大きく減少した(p93)

・何歳になっても積極的に 外食したり旅行したりできるのであれば 幸せであるが、 体力的な問題もあって、 85歳を過ぎる頃からは 夫婦揃って外出するような機会も減りあまりお金を使わなくなるという人の方が多くなる(p94)

・10年後ぐらいに高齢者の仲間入りをする 世代までは人生の後半を安心して楽しむだけの下地が比較的 しっかりある世代だと思われる、 定年を迎える頃には住宅ローンの返済も終わり 子供も独立している可能性が高いので、会社員だった頃より収入が減っても自分のために使えるお金はむしろ 多くなる可能性がある(p98)

・ 2017年にテレビ朝日 が放送した「 やすらぎの郷」はテレビ業界で活躍した著名人だけが入居を許される高級老人ホームを舞台に、 そこに集う シニア たちが多いと向き合う姿を、 ユーモラスに ほろ苦く 書いた まさに 深夜のためのドラマであった(p119)

・ 少なくとも70代までの人たちは「ちょっと贅沢をしたい」「かっこよく 痛い」「 美しくありたい」「 もっとおしゃれをしたい」「 もっと美味しいものを食べたい」という欲をけして失ってはいけない(p135)

・公共機関などの移動手段が用意されていたとしても 自分で運転することをやめてしまうと、 要介護になるリスクは高まる。 本当は運転できるのに空気に流されてへん 免許を返納してしまうと、 要介護になるリスクにさらされることを忘れてはならない 、運転を いつやめるかは自分で決めるべきである、 それはいつかと言われたら運転する自信がなくなった時である(p158)

・過去の自慢話ばかりする人が煙たがれるのは当然であるが、「 健康第一」「 働くべき」「 努力が大事」と言った正論しか言わない人の話も、聞いてる側からすると全く面白みがない、 刺激もなければ気づきもない。 高齢の方の話に若い人が耳を貸さないのはその話に意外性 や 面白さがないせいである(p192)

・好きな時間に起きて食べたいものを食べて 好きなことだけをしてやりたくないことはやらない、このような「やりたい放題」を実現するのに絶対に欠かせないものがある。 それは「人の意見に流されない力」である(p194)

・やりたい放題以外に大事にしていることは、「正しさ」ではなく「自分の納得」を基準にするということである。 世の中にはこうするべきだ、 これが正解だといった「 正しさ」が溢れている、 でもそれは本当に「自分にとっての正しさ」なのかを確認する必要がある、 誰かが作った「 正しさ」を鵜呑みにして自分の気持ちに蓋をしてしまうこと はもったいない。 60代以降の人生はこれまでよりずっと「自分らしく生きられる」はずであるので、 他人の価値観に縛られてしまうなんて残念である(p200)