・自己啓発の福音は、1)能力は開発可能、2)自分は変われる、3)他人を操れる、4)幸福になれる、である(p11)
・「やればできる」という仮説に拠っている限り、それが否定されると人生が台なしになる、「やってもできない」という事実を認めて、その上でどのように生きて行くかの成功哲学をつくるべき(p37)
・子供は無意識のうちに集団のメンバーを比較観察して、もっとも有利な能力を伸ばそうとする(p44)
・人は狩猟採集民として生きてきたので、今でも木の実を採集したり、獲物を捕獲するのに有利なように最適化されている(p47)
・ダメでも生きて行けるのが比較優位の理論、出来る人が二つのことを同時にできないので、より優れた能力を持つ人間がそれに特化することで、能力に劣る人も仕事がある(p49)
・ライシュ博士は、アメリカ人の仕事は、シンボリックアナリシス(クリエイティブ層)、顧客対面ビジネス、ルーティンプロダクションの3極に分かれ、クリエイティブ層以外の8割は貧困層に転落していくとした(p53)
・サラリーマンの生涯年収を3億円とすると、現在価値への割引率を8%として計算すると、入社時の人的資本は1.4億円、40歳で1.3億円、60歳で0.8億円、年を取っても減りが少ないのは、年功序列賃金と退職金のため(p63)
・外資系会社のレジメに記載を求められるのは、学歴・資格・職歴(経験)のみで、顔写真や生年月日は不要、個人の属性でひとを評価することが不可能なので(p65)
・マクドナルド化の本質は、1)効率性(移動のための最適方法)、2)計算可能性(食事を計算可能なものに置換え)、3)予測可能性(商品サービスの統一)、4)制御(人間の技能を不要とするシステムへの置換え)、である(p73)
・金持ちが複数の妻を持つことは殆の社会で見られる、ただし厳しい規則が存在していて、正妻を筆頭とする女性間の序列は崩されない(p92)
・人の祖先もいつも肉食獣を警戒して暮らしてきたが、火と武器を手にした50万年前から状況が変化した(p94)
・子どもの世話ができなかった時代には、年上の子どもが年下の子どもの面倒をみて、年下の子供が真似をしたことで、ヒトは成長して社会性を獲得した(p98)
・子供の性格は親との関係ではなく、子ども集団のなかで選択される、子供は自分と似た子供を引き寄せる(p101、102)
・石器時代の人間には、愛(生殖)と友情(仲間)以外に大事なモノはなかった、これは40億年前の生命誕生からつづく進化の過程で遺伝子に埋めこまれてきた(p117)
・ゲーム理論で最も有効な方法は、「しっぺ返し戦略:最初は強力、それ以降は相手が前に取った行動を選択する」が最も効果的(p124)
・困ったときに本当に役立つのは、強い絆の「コネ」ではなく、弱い絆の「紹介」である(p141)
・中国軍の行った効率的な洗脳技術をプロセス化すると、分離→移行→統合、となる(p151)
・タイムシェアとは、別荘の所有権を小口に分けて顧客に割安という錯覚を与えて、もとの値段の3倍以上で販売する心理ビジネス(p183)
・日本の裁判所は解雇にはきわめて慎重だが、その反面、人事における会社の裁量(転籍、転勤)大幅に認めている(p226)
・ネットオークションでは、悪意のある人も、悪意をもったまま、善人として一生を終えることになる、それはネットオークションでは、ネガティブ評価よりもポジティブ評価に高い価値をおいているから(p243)
・好きを仕事にしたいならば、収益化の仕組みを自分で設計する必要がある(p261)
2010/12/19作成