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お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)

お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)の写真

・これまで日本人が仏教として学んだものは、バラモン教(鐘、数珠等)や中国文化の影響を強く受けたもので、仏説(釈迦の教え)からはだいぶ変化している(p13、63)

・オウム真理教は神秘体験をウリにして信者を勧誘していて、上祐氏等の多くの信者は、超能力やオカルトへの興味からオウムへ入った(p19)

・アメリカはキリスト教原理主義の影響力が極めて強い、イギリスで迫害されていた清教徒が新大陸にやっていきたため、清教徒はプロテスタントの中でもカルヴァン派の思想を受けていて、聖書を唯一のよりどころとすべき原理主義であるから(p29)

・釈迦は、「僧は葬式のような儀式に関わってはダメで修行に専念すべき」と指示をだした、それを認めると「あの世」の存在を肯定したことになるから(p31)

・宗教は生きている人間のためのもので、死んだらただの物質であるというのが仏教の考え方である、釈迦は死者を弔うことは禁じていない(p34)

・本来、法名、戒名は死後のための名前ではなく、生きている間に仏弟子になってもらうべきもの(p36)

・お坊さんが、霊や「あの世」があるように振舞うのは、それがビジネスだから(p45)

・日本仏教の論理では、大乗仏教のみが仏教の正統としている、上部座仏教は「出家主義の小乗仏教」、チベット仏教は「オカルトへ変化した後期密教」との偏見がある、世界では、上部座仏教とチベット仏教が正統と見られている、なのでダライ・ラマ方法が世界三大宗教のトップとされている(p50)

・釈迦は「誰にでも理解できるよう、そのときの言葉で語り継ぎなさい」と弟子に指示した、パーリ語で布教している上座部、お経をサンスクリット語で書いた大乗も失格、しかし大衆に解く場合には、現地口語を使っているのが大乗(p68)

・1950年のインド憲法により、制度としてのカーストは撤廃されるが、カーストに基づく差別は色濃く残っている(p77)

・釈迦が布教活動をすること自体が、カーストに反する行為であったがそれが黙認されていたのは、1)初期の弟子は全員がバラモン階級、2)釈迦はかつてシャカ国の王子であったから(p78)

・人間の脳は、自分にとって重要なもののみを認識するようになっている、価値が低いと思う情報は遮断される(p85)

・大乗仏教は、それまで禁じられていたお経をマントラ(呪文)にすることや、釈迦が「神はいない」といったにも拘わらず、如来という神の概念を取り入れた(p90)

・ほとんどのお経は、元のサンスクリット語から漢語に訳される時点で、釈迦オリジナル教えに、中国の道教、儒教の思想が取り込まれた(p93)

・江戸時代に差別的な「穢れ」思想を流行させたのは、実は仏教であった(p98)

・シュメール歴は2012年で終っていない、なので人類が滅亡すると恐れる必要はない(p121)

・釈迦の教えは、煩悩からゴールを決めてはいけないというもの、煩悩を離れた上で自分の生きる目的を決めることが重要(p136)

・仏教の戒めはユダヤ教やキリスト教と異なって、破っても罰はない、ただし因果の法則により、その結果は自分に返ってくるというのが仏教の考え方(p147)

・釈迦の言う中道とは、快楽にふけるのも、苦行をするのも、どちらも無意味であると説いた、極端なことはすべきでないということ(p164)

2010/12/30作成