・通常バブルが崩壊した国は長期金利が下がるが、PIIGS諸国は急騰している、理由は、バブルが外国の国で膨張したため、さらに悪影響は外国(ドイツ、フランス)にも及ぶ(p3)
・現在の世界経済は、日本が経験した「失われた10年」が世界中で起きている状態(p25)
・スペインにあるサンタンデール銀行とBBVAというかつての植民地銀行は、いまだに南米では金融支配を続けている、スペインは国が小さいわりに金融が大きい(大量の対外資産)ので、国有化などにより救うことができない(p37)
・破綻する順序は、ギリシア・ポルトガル・アイルランドで確定、これら3国は影響は限定的、イタリアとスペインに波及してしまうと大変(p39)
・ドイツは経常収支黒字国で国内に貯蓄が余っているにもかかわらず、国債発行の7割が外国、国際金融市場が政府を監視する思想のため(p45)
・ムーディーズはウォーレン・バフェットが一番の大株主(p45)
・格付けには、国債金利とCDSという破綻確率から導き出す「裏」格付けがある、表ではAAAのイギリスは裏では「A」、日本より高い評価の殆どの国は裏格付けでは低い(p51)
・リーマンショックのあった2008年8月に欧州が主導する国際会計基準が時価評価を捨てた、9月のドイツ銀行の決算から適用、銀行が投機ではないと判断したものを満期目的債権に切り替えて自己評価しないで良いことになった(p61)
・ユーロの出口は、ギリシアを切り離し、それによる評価損をECBが買い取る、ギリシアはデフォルト、通貨暴落するが輸出競争力アップで復活する(p64)
・原子力が否定されると、電力に注力しているバフェット(オバマの金主)の戦略はすべて破綻する(p81)
・米韓FTAにより、アメリカ・韓国で関税がゼロになるので、かつて韓国でつくっていたものがアメリカでつくられることになる(p101)
・香港から中国へは国内移動扱い、日本企業が中国へ輸出すると関税がかかるが、香港にいれるとかからない、なので対香港では日本は貿易黒字は大きいが、対中国では赤字、2つを足すと日本の黒字(p116)
・中国のGDPが8-9%成長にならないと、海外からの投資資金(利回り8-9%で調達)に対して逆ザヤになり、経済構造が成立しなくなる(p118)
・日本は世界でも特異性をもった資源調達、ほぼすべてが長期契約と開発型投資案件、スポット価格調達は少なく、開発資金をだして数年間は一定価格で買うという契約(p144)
・韓国は電力会社の赤字を国が補てんしているので電気料金が安い(p146)
・順調に発展できそうな国は、外需依存度が低いブラジルのみ、インドは貿易赤字国(p150)
・インドではパワーエリートをカーストと関係なく選別する、政府やマハラジャがお金を出して海外で勉学・勤労をする、彼らは命令によりインドに帰る(p151)
・今回の震災の津波で、かなり喫水が深くなった、大津波が砂利や砂を持って行ったので、これは良質な港ができたことを意味する(p186)
・世界の債券の60%はドル建て、ドルで借りたものはドルで返すため、円よりもドル需要が高まるので、ユーロ暴落するため、1ドル=80円=1ユーロ程度になる(p194)
・民主党になって今までやっていたFTA,EPAの交渉がすべて止まったので、あわててTPPに飛びついた(p209)