・この本で読者に提案したいのは「考え方の変更」、ものごとを見る「視点のシフト」「価値観の転換」である(p5)
・自分の落ち度で職を失うことは簡単には怒り得ない、また、そんなこととは無関係に、クビになる時はクビになる(p16)
・極端はよくない、両タイプの中間ぐらいにいる人が、現実の人間関係を上手に対応できる(p23)
・本当の意味での「マニュアル」は、自分にしか使えないもので、教えられて身につくものではない(p25)
・努力と成果は必ずしも比例するとは限らないので、日々の仕事で常になるべき仕事の優先順位をつけて、そこそこの成果を上げる働き方を会得すべき(p29)
・仕事が楽しくなくても問題がないのは、その仕事をやる上で不可欠な技術があるから、仕事は「情熱」でやるものではない(p31)
・時間に余裕がある若いうちは「無駄」をも大切にすべき(p35)
・人の美しさには、もって生まれたものとは別に、その人の表情の動きなどに由来する「動的なもの」もあり、これは当人の持ちようで、いかようにもなる(p45)
・自分自身の「欲望の解放」を簡単に行ってしまえばしまうほど、得られる「快感」は減る(p50)
・凄い刺激を得るには、往々にしておカネがかかりますが、「微妙な変化」を楽しむことができれば、その人のものの見方一つで、日常のいろんなシーンに喜びを感じることができる(p53)
・自営業者の場合、所得計算上、「貧乏」を装うことが可能であり、自力で学費が払えるにもかかわらず奨学金をもらうというモラルハザードが発生している(p58)
・過去を引きずると判断を誤る、過去の経験が通用するケースって、長い人生において多くない(p62)
・大きな借金さえしなければ問題ない、今の収入が続かなかった場合には、収入に見合った暮らしを暮らしをすれば良い(p65)
・大学院の学生定員がこれほど増加したのは、大学の生き残り戦略である(p74)
・子育てが「楽しい」のは、多くの場合、子供を「愛玩動物的」に扱える5歳までである(p84)
・会社以外のところにも自分が評価される場所を確保しておくことは、長い人生を楽しむうえで大切なこと(p89)
・江戸の町人は、それほど働きものではなかった、家督は三十歳台の半ばまでに倅に譲って、自分は隠居するというのが「粋な人生」のありようであった、一生懸命に働いた後の残りの人生は趣味に生きる(p95)
・働きモノのアリばかりの集団と、働き者と遊び人アリと混在する集団は、危機のときには、後者の集団が生き残る(p100)
・上手な喧嘩術とは、負けた相手に「逃げ道」を残してやること(p104)
・家族や地域、PTAという共同体が昔のように機能していれば、そこに自分の不満をぶつけることで、ガス抜き効果をも得られ、ことを大きくしないで解決できる方法も見つかった(p114)
・何か国語もネイティブ並みに喋れる人は、一つの言語でもものごとを深く考えることが不得意になる。大文学者や大哲学者の中にバイリンガルを探すのは結構難しい(p118)
・あまりに勉強を押し込んでしまうと、生きていくうえで必要な人間関係の築き方や、コミュニケーションの取り方を軽視がちになる(p122)
・死ぬ時期が決定して一番いい点は、家族や親せき、親友を集めて「別れの儀式」を行うことができる(p136)
・産業界は将来のエリート社員たるべき新卒者に「即戦力」など要求しない(p148)
・子供に対しては、お子さんの意思を尊重すべき、「お父さんやお母さんは、何があってもオマエを見捨てない」というメッセージを発することが大事(p155)