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競争と公平感 市場競争の本当のメリット (中公新書 2045)

競争と公平感 市場競争の本当のメリット (中公新書 2045)の写真

・市場競争とは、いわばインセンティブの与えられ方の一つ、競争に打ち勝った時の報酬があるから参加する、そこで得た切磋琢磨は、私たちを豊かにしてくれるという副産物もある(はじめにp6)

・日本人が運やコネを重視する価値観をもつようになったのは、最近である可能性が高い(p17)

・18歳から25歳の頃、高校や大学を卒業してしばらくの間に、不況を経験するかどうかが、その世代の価値観に影響を与える、不況を経験した人は「人生の成功は努力よりも運による」と思う(p18)

・男女差別を禁止する方法で恩恵を受けたのは、多くの女性であるが、被害を受けたのは未熟練労働をしていた男性、名目賃金が低下した(p27)

・日本国内で仕事に必要とされる能力は、体力・計算力・記憶力といったものから、対人コミュニケーション能力・アイディアの発想力、データの分析能力に移ってきている、こうした能力はITは得意でない(p41)

・20-30代半ばの男性の非正規雇用比率は90年代半ばまでは、3パーセント程度であったが、2008年には15%までに上昇した(p50)

・日本の統計法が改正され、2009.4から研究目的向けに、政府の統計や業務統計が公開されることが可能になった(p61)

・第二外国語の発音は、12歳以下で学ばないと不完全なものになる(p95)

・利己主義か平等主義かという価値観は、教育や家庭環境で形成される(p103)

・たばこを吸う人は、吸わない人よりも不幸の程度が、年収で200万円減ったのと同じ(p114)

・所得格差の拡大の多くは、人口構成の高齢化で説明できる、生活水準の格差を示す消費の格差は、50歳代以下の年齢層で拡大する傾向にある、消費を決定するのは、現在の所得だけでなく、未来の所得と現在の資産も影響する(p129)

・日本とフランスで高額所得者の所得独占が高まらなかったのは、労働市場の規制が残っている、組合の力強い、所得格差に関する社会的規範が存在があるから(p131)

・今残っているのは、コンピュータにできない仕事、コンピュータではとてもお金がかかる仕事、それは、掃除や配達、機械化するとお金がかかるが、多くの人ができる仕事、2つ目としては、アイディアを考えたり、人とコミュニケーションする仕事(p140)

・良い仕事を増やすためには、非正規雇用への規制強化ではなく、正社員の既得権益にメスを入れる(p162)