・現在、自動運転以上に注目されている言葉は「テレマックス」である、テレコミュニケーション(情報通信)とインフォマティクス(情報工学)の融合を示す造語である、カーナビなどの車載器(p14)
・グーグルはとしては、自動車技術とITの融合において、まったく違う舞台でアップルよりリードすることを考えている(p25)
・2009年からトヨタ第二世代プリウスをベースとした車両で実験開始、2012年からは自動運転走行が法令として許可されたネバダ州で公道実験開始、2013年からはカリフォルニア州にて実験開始(p27)
・アメリカではカーディーラーは新車をメーカーから買取り、展示場に並べて販売しているので、一台ごとに仕様が異なる(p41)
・世界の自動車需要は、人口頭打ちの先進国から、人口・経済の伸び率が大きい新興国、さらにはアフリカ等の後発開発途上国への市場が移っている(p68A)
・2010年代に入り、自動車メーカが意識し始めたのが「オーバークオリティ」となり、ネタ切れしている。自動車産業は、自動運転というステージを境に、まったく別の業態へ変わろうとしている(p73)
・国内自動車販売市場はいずれ300万台となるだろう、その要因として、1)少子高齢化、公共交通により自家用車不要、2)自動車の耐久性向上により買い替え不要、3)地方経済の疲弊、4)貧困(免許、自動車購入、維持費が負担できない)がある(p76)
・次世代テレマックス分野では、日系メーカで人材が育っていない、自動車業界は昔から、エンジン・車体設計が花形であり、テレマックスには人が回ってこない。メーカIT系部門に転職した人の多くが5-10年以内に辞めている(p84)
・現在の日系自動車メーカは、今、40-50代の最後の「クルマ好き」世代が引っ張っている、30代になると「安定企業だから」という理由になる、また経営者の60代は「電気系嫌い」が多い(p86)
・ノキア、トムトム、グーグルの三大勢力が、3Dマップ化を進めて、自動車の動力・運動特性を管理するCAN(コントローラー・エリア・ネットワーク)にまで介在してくる。(p96)
・開発側が主張する新車価格より、営業側が提案する価格のほうが安い、そして最終的に部品メーカが泣くことになる、そのしわ寄せが、下請けメーカに回ってくる(p101)
・政府試算では、2007-2020年に戦略5分野で、生産額全体の伸び310兆円の約5割にあたる149兆円を目指す、その分野とは、1)インフラ関連・システム輸出(原子力、水、鉄道など)、2)環境エネルギー問題解決(スマートグリッド、次世代自動車など)、3)医療・介護・健康・子育てサービス、4)文化産業立国、5)先端分野、である(p119)
・水素燃料車では、BMWとマツダが実証実験、BMWとトヨタは燃料電池共同開発、マツダは天然ガスとガソリン併用ユニット開発をしている(p123)
・電気自動車の普及は2017年夏から徐々に広がる、アメリカでの無公害車普及率は2015-2017年で14%としている(p125)
・自動運転領域に至る前の商品として、GMが2015年初めに、シボレーコルベットでは世界初となる「データレコーダ」を搭載する、自車の走りを車載カメラに収録し、そこに各種データが表示される(p160)
・世界の自動車産業には現在、3つの大きな潮流がある、1)売れる市場の変化、2)長年に亘る平和ボケ、3)市場変化を理解した上で、それを上手に利用しようと思っている人がいる(p220)