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臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

臆病者のための億万長者入門 (文春新書)の写真

・期待資産額=年齢x年収/10である、50-54歳の平均年収が803万円なので、期待資産額は4176万円となる(p18)

・人的資本のリスク(割引率)を8%とすると、65歳の定年まで働くサラリーマン(生涯年収3億円)が入社時に持っている人的資本の価値は1.35億円となる。入社時の年収250万円、退職時1300万円、退職金3000万円と想定。60代になると人的資本は10%となり、残りを均等に、金融・不動産・年金資産が受け持つ(p29)

・人的資本から大きな富を得る方法は2つ、1)人的資本への投資によって運用利回りをあげる、2)人的資本の運用期間を長くする(p31)

・公的年金制度が創設された1940年代は定年が50歳、男性平均寿命が55歳。問題は高齢化ではなく、日本の平均寿命に比べて定年が早すぎることにある(p33)

・月額20万円の収入を得られるとしたら60歳時の人的資本はいくらになるか、80歳まで働ける仕事をもてば人的資本は4000万円で老後問題はなくなる(p35)

・宝くじの商品特性を金融商品取引法の理念に照らし合わせると、「1等の当選確率は1000万分の1、毎回3万円分、100年間購入しても、99.9%の購入者は当選しない。50%の手数料がかかるので、購入者は代金の半額を失う」と表現できる(p43)

・ルーレットの期待値は95%、パチンコ97%、カジノのバカラ99%、競馬でも75%、期待値が50%を下回る宝くじ、サッカーくじは最も割りの悪いギャンブル(p47)

・死亡率が1%を越えるのは、男性で65%から、女性は75%から(p49)

・べき乗分布に従う株式市場、大雪崩は、ロングテールがあるので正規分布よりもはるかに頻繁に起きる(p90)

・投資の勉強をするくらいなら、好きなことをやって人生を楽しんだほうがよっぽど良い(p97)

・どの株が上がってどの株が下がるかわからないので、合理的な投資家のとるべき道は、1)なにもしない、2)株式市場をまるごと購入(p98)

・資本主義とは、複利とレバレッジによってバランスシートを拡張していく運動のこと(p109)
・個人投資家にとってもっとも合理的な投資法はひとつだけ、「暴落を待って、株価が回復するまでドルコスト平均法で分散投資する」(p117)
・これまで円高がずっと続いてきたのは、アメリカのインフレ率が日本より高かったから、つまり、インフレ率の低い(デフレ)通貨は必ず上昇する、である(p148)
・ほとんどの企業は土地や建物を借りてビジネスしている、なので、マイホームは所有が得で、ビジネスは賃貸が得というのはあり得ない。いまの日本では賃貸の方が得になることを示している。賃貸よりマイホームが得だとは、借金をして投資したほうが得だ、と言いかえただけ(p173,178)
・株価が1年に4%あがり、地価が2%しか上がらなければ、株式に投資したほうが有利に見えるが、不動産投資に5倍のレバレッジ(頭金1000、借入4000)していれば、投資収益は10%ではるかに儲かる(p181)

・不動産価格の適正価格は、毎年の賃料÷金利である、金利は5%で考える。月額10万円なら、2400万円(10x12÷5%)である。現在では都心部など流動性の高い物権は収益還元法の価格で取引されるようになってきている(p183,184)

・日本国の剤線破綻は、1)国債価格下落、金利上昇、2)円安インフレ進行、国家債務膨張、3)国債のデフォルト(p231)

・資産を守る第一のルールは、金融機関が熱心に勧誘するウマそうな話はすべて無視すること(p253)