・太陽光と風力の発電コストは急速に低下、電力市場では化石燃料コストを下回るところが増えている。デンマークでは2016年稼働の風力発電所は、石炭・天然ガス発電所の半分のコスト、オーストラリアでも石炭よりも安い(p2)
・2010年初めで稼働していた米国500超の石炭火力発電所のうち、180箇所以上がすでに閉鎖されたかか、その予定、稼働しているのは343箇所(p7)
・天然ガスは燃焼時のCO2発生は石炭燃焼の半分だが、ガス田やパイプラインから、温室効果がCO2よりも高いメタンが大量に漏出することが明らかとなった(p8)
・エネルギーの転換に失敗しつつあるのは、巨大石油資本の、シェブロン、エクソンモービル、シェルなどの大手独立系石油・ガス会社、2009-13年に3社は5000億ドル投資したが、2013年の生産量は減少した(p10)
・石油業界は、政府補助金への依存度が高い、2013年の世界全体の政府補助金は6000億ドル、再生可能エネルギー:1200億ドルの5倍以上(p12)
・フランスでさえ、2025年までに原子力発電の割合を50%にまで減らそうとしている、中国は1.6万メガワットの原発を有しているが、世界最大となる9.1メガワットの風力発電をすでに開発している(p16)
・シェルは、米国内でのシェール岩層の掘削を縮小した、シェル、トタル、スタトイル(スウェーデン)もお、カナダのタールサンドのプロジェクトを一部中止した(p25)
・全米世帯移動調査において、35歳未満のすべての人口で自動車運転が減りつつある、2001-9年において、23%減少(p29)
・欧州での自転車販売量は、2000-2100万台であり、すべての国で、自動車の販売台数を上回っている(p32)
・中国の自動車保有台数は、1000人につき69人で、2009年には米国(4人につき3台)の米国を抜いて、世界最大の新車市場となった。(p36)
・2014年、ノルウェーで最も売れているのは、電気だけで走る電気自動車、テルサ・モデルS(p39)
・石炭は地中から掘り出されてから発電に使われるまでに、年間3450億ドルを米国経済に課している。その大部分は、医療費の負担と気候変動によるもの(p44)
・中国では3つの省と3つの大都市(北京:半減、天津:19%減、重慶:21%減、河北省、山東省など)が、2017年までに石炭使用量を大幅に削減すると公約した(p60、180)
・世界で稼働中の原子炉は、2002年の438基がピーク、2014年には31か国で388基、大半は日本の原発稼働停止のため(p66)
・福島原発の原子炉を廃炉にするには、40年と1000億ドルがかかると推計されている、これには被災者への補償(4000億ドルと推定)は含まれない(p75)
・中国でもインドでも、2013年には風力発電が原子力発電よりも多くの電力を発電した(p80)
・太陽光発電は、2014年前半において、14か国とカリフォルニア州において、たとえ補助金がなくても価格競争力があるとされている(p86)
・カリフォルニア州にあるCSP(集光型太陽熱発電)方式だと、最大6時間の熱エネルギーを溶融塩に蓄えておけて、日没後も長時間発電ができる、チリのアタカマ砂漠にあるCSP発電所のものは、18時間分蓄電可能(p100)
・世界中で使われる推定15億個の灯油ランプは、全住宅照明の1%に満たないが、照明部門ではCO2排出量の29%を占める(p102)
・風力発電は、冷却用の水を必要としないので、水は灌漑・住宅用、環境目的に使える、また大気中への汚染物質を排出しない、建設工期は、原子力発電所では10年程度だが、風力発電は1年(p111)
・中国では2013年、風力発電が原子力発電を上回り、石炭、水力発電につぐ、三番目となった(p112)
・ベネズエラは有数の石油産油国だが、電力の60-70%を水力発電としている。石油を輸出できるように(p147)
・世界の自動車業界が、内燃機関エンジンから、効率がその3倍となる電気モーターへシフトするにつれて、石油市場は縮小するだろう、このことは、パイプライン、石油精製所、ガソリンスタンドが変わることを意味する(p171)
・世界で最もダイナミックなエネルギー効率基準制度は、1999年に導入された日本のトップランナー方式。市販されている最も効率が高いものが、それ以降に販売される製品に対する基準(3-10年以内に基準到達)となる。それにより、22-99%の効率向上が見られた。この対象としては、エアコン、コンピュータ、家電、産業用モータ、照明器具、軽自動車、トラック等、合計30以上(p177)
・ウォーレンバフェットは、2014年までに、太陽光・風力発電開発に、150億ドル投資してきた、さらに同額投資する準備があると発表している(p182)