・EU離脱派が勝利したのは、英国における「大衆の反逆」である。その底流に流れているのが「われわれは、欧州の大陸国家とは異なる海洋国家である」という地政学的な認識である(p7)
・翻訳になっているテキストは、極力翻訳を使うほうがいい。翻訳をミスを見つけるのは簡単で、翻訳をきちんとこなす語学力が10とすれば、1くらいの力でできる(p19)
・堀江氏が捕まった大きな理由は、彼の貨幣論にあるだろう。彼はライブドアの株を細かく分割した。これはライブドアという会社が貨幣を発行するのと同じことになり、国家の統制を超えることになる(p35)
・子供とは大人とはまったく別の生き物で何かにこだわる時期がある。生後10か月から6歳の間、その時期に本人がこだわることを徹底的にやらせて、そうでないことは強制しない、それが重要(p49)
・自分の能力を最大限に伸ばす教育と同時に、与える教育をする。その人たちは、社会で成功していくと言える(p45)
・成田経由で中南米に行くチケットを持っている場合、最終目的地がよその国の航空券を持っていれば、乗り継ぎの空港に降りるにビザは要らない(p49)
・東方見聞録には、誘拐して身代金をお互いに取るビジネスをしている。身代金を払わない場合、親戚一同を集めて窯茹でして食べると書いてある。マルコポーロは黄金は欲しかったけれど、食われるのが怖くて日本に来なかった(p55)
・サビエルが、食べられるのを覚悟してまで来たのは、トルデシリヤス条約(1494)により、ローマ教皇が世界を二つに分けて、日本がポルトガル領となり、カトリシズムを伝えようと思ってきた(p56)
・日本陸軍は地政学を勉強していたから、アメリカと戦う気はなかった。だから真珠湾攻撃よりもマレー半島上陸が6時間も早かった。本質的には、イギリスとの戦争であった、イギリスが握っていた東南アジアの資源に関心があった(p59)
・ホチキスの玉送りは、機関銃の弾送りの仕組みを使っている、弾をそのままホチキスの針に代えただけ(p61)
・殆ど同じ言語を話していた地域に5つの境界線を引いた、それが、タジキスタン・ウズベキスタン・キルギスタン・カザフスタン・トルクメニスタンである(p69)
・あのSTAP細胞をどうみるか、これは錬金術の歴史を考えないとわからない、参考書として「心理学と錬金術」(p79)
・リベラルアーツ(自由7科)とは、奴隷じゃない自由人の科目のこと。奴隷は役に立つ技術を勉強する、自由人は役に立たないことを勉強する(p82)
・経済学部で使う数学と、理学部の数学とは本質的に違う。理学部の数学は、芸術学部に近い。誰も考えていないようなことを思いつくことに価値がある(p85)
・生まれた瞬間における星の配置によって、基本的にその人の運命が決まる。そのあと星がどういうふうに動いていくかで運命が変わっていく、これは天動説(p89)
・上智大学はカトリック・イエズス会、イングランド国教会系は立教大学、スコットランド国境会の系統は明治学院、スコットランド国教会は長老派、カルバン派である(p94)
・沿岸地帯は、世界から大きく見ると2つしかない。中国からインドまで、あるいはカムチャッカ半島までの沿岸で、モンスーンの影響を受ける。もう一つが、欧州の沿岸で、暖流の影響を受けて食物がよくとれる。このような場所に世界の中心がある。(p107)
・イスラム国は、ロシア本国やイラン本国ではテロをやる力がない、だからロシアやイランに引っかかるところの弱い環でテロをやった(p139)
・1916年のサイクス・ピコ協定は、当時のオスマン帝国が敗れるだろうという予測のもとに、オスマン帝国解体後の領土の分け方を決めたもの。シリア・レバノンはフランス、イラクはイギリス、トルコのイスタンブール・2海峡はロシアであった。ロシア革命によりロシア分の取り分を除いてその通りになった(p145)
・アゼルバイジャンの後ろにはトルコ、アルメニアの後ろにはロシアがついている。だから、ロシアとトルコの間で何か衝突が起きると、代理戦争の様相を呈してくる(p154)
・日本で現実に実証できる歴史は、文献的に可能なのは室町時代までである(p159)
・イランは高台にある、それだから高いところからアラビア湾を見下ろす形になる。外部から誰かが侵入して攻撃してきても、上から簡単に防衛できる、という地理的な優位性をイランは持っている(p169)
・イラン人の自己意識においてはローマ帝国と対等、現在の欧州もアメリカも、西ローマ帝国の末裔、ロシアは東ローマ帝国の末裔。それに匹敵するのが、イランやペルシアである(p177)
・日本は鎖国時代、長崎以外にも外国との窓を三か所開けていた、松前口:松前藩を通じて北海道全域から樺太、東シベリアまで。二つ目が対馬口、対馬藩を通じて朝鮮半島を通じて、明・清と連絡していた。三つ目が琉球、同様に明・清と貿易をしていた(p206まで)
・間宮海峡は一番深いところで8メートル程度、平均は2メートル、冬場は凍結する。ロシア人は樺太とロシアの大陸は陸続きと思っていた。大型船の航行は不可能(p203)
・オランダの宗教はプロテスタンティズム(カルバン派)である、ここには世界をこのカルバビニズムの考え方で統一して以降という発想がない。カルバビニズムでは、人間は生まれる前から「救われる人」とそうでない人(永遠に滅びに定められている人)がすでに決まっていて、地上人にはわからない。カトリシズムの神父は今でも聖なる普遍語であるラテン語を知らないといけない(p205)
・アメリカが日本に来た目的は、蒸気船の燃料である、石炭を確保するためがポイント。それまではイギリスのマンチェスターから帆船に積んで運んでいた(p207、208)
・東京にはいたるところに川があった、物資を運搬するために川と運河を掘っていたから。江戸時代までの日本人は一生の間に自分の村から18キロしか動かなかった(p212)
・船は旗が建っている国の管轄が重要、現在でも、船の中で何等かの被害にあったら同様、なので今では便宜船籍は少なくなった(p215、216)
・ロシア正教とカトリックの決定的な違いは、正教は、その土地の土着した言葉で典礼を行い、その国の風俗習慣に合わせる(p218)
・1855年に日露通好条約を結ぶが、そこには治外法権規定はない。政治的には平等条約(p220)
・琉米修好条約という、日米和親条約のような条約は、米国と琉球で結ばれて米国議会でも批准されて公布されているので、国際的に有効な条約である。これは中国語と英語で書かれている。同様の条約が、1855琉仏修好条約、1859琉蘭修好条約がある(p222、223)
・アメリカが日本に来た目的は、蒸気船の燃料である、石炭を確保するためがポイント。それまではイギリスのマンチェスターから帆船に積んで運んでいた(p207、208)
・東京にはいたるところに川があった、物資を運搬するために川と運河を掘っていたから。江戸時代までの日本人は一生の間に自分の村から18キロしか動かなかった(p212)
・船は旗が建っている国の管轄が重要、現在でも、船の中で何等かの被害にあったら同様、なので今では便宜船籍は少なくなった(p215、216)
・ロシア正教とカトリックの決定的な違いは、正教は、その土地の土着した言葉で典礼を行い、その国の風俗習慣に合わせる(p218)
・1855年に日露通好条約を結ぶが、そこには治外法権規定はない。政治的には平等条約(p220)
・琉米修好条約という、日米和親条約のような条約は、米国と琉球で結ばれて米国議会でも批准されて公布されているので、国際的に有効な条約である。これは中国語と英語で書かれている。同様の条約が、1855琉仏修好条約、1859琉蘭修好条約がある(p222、223)
・地政学のポイントは、長い時間がたっても動かないもの(特に山が重要)、なので民族のような近代的なものは入らない、資源も入らない。また海は温暖化により広がっていることも注意が必要(p250、258、259)
・東アジア:モンゴロイド、欧州:コーカソイド、アフリカ:ネグロイドであるが、ネグロイドとそれ以外は大きな断絶がある。モンゴロイドとコーカソイドには、ネアンデルタール人の遺伝子が入っている。ネアンデルタール人には「人食い」の習慣があった(p262)
・アメリカは南スーダンという国を独立させた、あれはアメリカがつくった満州国であり、だから南スーダンは豊かになり、北スーダンとの格差ができた(p282)
・死刑制度がない国では、犯罪が行われた現場ですぐに犯人を殺してしまう。裁判にかけて終身刑にしておくと仲間をつくったりして面倒くさい(p285)
・カトリック教会は本店と支店の関係だが、正教会は「のれん分け方式」である、1964年に世界総主教とローマ教皇との会談は、「1054年の相互破門は解こう」といったものだが、物別れに終わった、それが2016年2月に手を打った(p290)
・教育で使っている言語の水準が下がらない限りにおいては、言語問題はそれほど心配することは不要(p302)