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summary

定年後 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)

定年後 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)の写真

・会社員時代の役職や評価は、その人の定年後の状況とは関係ない、人生の後半戦が勝負である(まえがきp8、p99)

・2013年の、高年齢者雇用安定法の改正で、65歳までの雇用責任が事業主に義務付けられた、それに伴い企業は、1)定年引上げ、2)継続雇用制度の導入、3)定年の定めの廃止、のどれかを選択しなければならなくなった、多くの企業は2)を選択(p10、15)

・厚生年金は、加入期間や平均年収によっても異なるが、月額平均で22万円程度、これに退職金や企業年金が加わることになる(p21)

・女の人は定年後も大丈夫だなと思えるのは、女性は現役時代から仕事だけでなく、家事・子育て・食べ歩き・ショッピングなど、好きなことも手放さないで調整しながら仕事もやってきているから(p27)

・定年後は、一つのことをずっと考え込んでしまうが、会社では電話や上司の指示でいつも考え事が遮られるのが、精神衛生上良かった(p38)

・決まった時刻に起きることは、その日の生活リズムをつけるという意味で有意義な機能を果たしている(p40)

・同じ通勤電車、同じ仕事、同じ同僚、変わらないランチ、それらをあと5年間続けるのは嫌だと思って、定年退職をした後に、その時否定していたものが懐かしくなる(p45)

・定年後の人かどうかの区分は、靴が一番見分けやすい、手提げかばんを持っていないのも特徴、帽子をかぶっている人も少なくない。(p52)

・元気な人の共通項を探ると、教育関係に取り組んでいて、若い人に何か役立つことを持っている。若いころの自分をもう一度呼び戻していることが挙げられる(p61)

・定年前後のギャップを埋めるには、定年前の会社中心の働き方を修正するか、定年後の生活を変えていくかの対応になるだろう(p72)

・在職中は、仕事に注力する自分、仕事以外に関心のあることに取り組む自分、家族や昔の友人を大切にする自分などを、自らの中に同時に抱え込んでおくことが大切である、特に中高年になってからは、両者を区分するのではなく、相互の好循環をどのようにして生み出すかがポイント(p96)

・会社員が超えるべき通過儀礼から見ると2段階から成る、1)入社してから組織での仕事を通じて成長・自立、2)組織での仕事に一定のめどがついてからの自分の今後の在り方を考える時期、後者では、老いること・死ぬことも意識して、組織との距離感をどのように取っていくかがポイント(p103)

・平均寿命と健康寿命の差は、2010年においては、男性で9年程度、女性で12年程度となっている、健康で過ごせるのは男性で70歳、女性で74歳程度が平均値であるが、実感としてはもう少し長い(p106)

・定年後の過ごし方として、1)定年退職から74歳まで、2)75歳以降、3)最後を迎える準備期間の3つに分けられる、その中で74歳までは、自立を確保できて、かつ今までの組織における義務の束縛から逃れ、家族の扶養義務も人段落つく、多くの時間を自分のために費やせる人生のラストチャンスである(p109、110)

・一つの立場で物事をなすには、3年程度の時間が求められるだろう、学生から社会人への切り替えにも、この程度が必要(p115)

・転身した年齢が若いほど良い、さらに在職中から新たな取り組みをスタートさせることが肝要である(p117)