・世界三大発明は、羅針盤・火薬・印刷技術であるが、現在では、AI(人工知能)・IoT・ビックデータである。しかし、IoTもビックデータもAIがベースになっている(p7)
・もしAIに脅威を感じるのなら、AIのことを正しく学び、現在の知見から人間社会に何をもたらそうとしているかを自分なりに考えてみるべき。火を怖がった猿のようになるな(p9)
・今後はAIやロボットを使いこなす人と、そうでない人との格差の拡大が始まる。使いこなす側が受けられる恩恵と、使いこなせない側の不利益は、これまでの格差とは比べ物にならないほど大きくなる(p11)
・ペットボトルを右手から左手に移すには、3本の指ではおぼつかない。4本目と5本目が、重さのバランスと力の軸点との調整に非常に繊細なレベルで役立っている(p40)
・人間には「手」があるおかげで、文明を継承できた。人に近い知能を持つといわれるクジラがあの姿で進化をとめたのは、手がなかったから次世代への継承、クジラの知性体としての進化の機会を放棄した(p50)
・自分自身の分身が働いてくれる時代は、きっと来る。ひとりに一台、複数のアンドロイドを所有して、面倒ごとはすべてロボットに任せて自分は好きな事だけやっている時代がくるかもしれない(p88)
・移動マシンの役割を果たす一方で、独自に「手」を持つことで、自律的にリアル社会とのインタラクションが可能になる。人に何が求められるか、どのような行動をとれば役立てるのか、ビックデータ集めと、AIによる解析がさらに進むはず(p113)
・人間は様々なテクノロジーによって、その能力を拡張し続けている。自動車、飛行機、パソコン、スマホ、眼鏡、コンタクトレンズも身体拡張の一環としてすでに採用されている。何も、サイボーグ化することだけが、身体拡張ではない(p119,192)
・リアル空間を支配してきた人間が、まだ支配のできていなかった領域(時間軸と身体の物理的制限)を、意のままにカスタマイズ、またはコントロールできるようになる。そんな世界を私達は、AIロボットによってつかみかけている(p122)
・防犯上の課題が解決されれば、無人コンビニの仕組みはやがて規模の大きな店舗へと広がっていく。スーパー、ショッピングモールの無人化も想定できる。無人コンビニが普及すると、有人店舗はビジネスモデルの大転換が起こるだろう(p129)
・配送業の最大の課題は、最寄りの基地局から利用者の建物を結ぶ、最後の区間=ラストワンマイルをどのような方法で埋めていくかである(p135)
・Aiやロボットによる自動化は粛々と進んでいく、人件費よりも減価償却費が下回れば、機械化・ロボット化が進むのは当たり前(p140)
・多様化が進むこれからの時代において、自問力・判断力・積極的な行動力は、より必要性が増すであろう(p153)
・会社の経営者、上司、現場監督にだって、AI教師の活用が求められる。「勘」「経験」とか適当な基準で指導してくるような人間は、全体の士気や生産性を落とすだけ(p155)
・私達にいま問われているのは、仕事が奪われる、という次元の問題ではない。AIやロボットによって、リデザインされる世界を、どう生きるか(p164)
・働くことを、お金や生活との引き換え、つまりトレードコストで考えていると、大きな流れに抗い続けることはできない。Aiやロボットは、社会のインフラ構造ひいては資本主義の根底までを革新しようとしている(p170)
・これからの時代、生き残れるのは、働かなくてもいい世界で、なおモチベーションを持ち、何かの行動を起こせる人が生き残れる、AIやロボットは、そうした人たちをふるい出すツールでもある(p173)
・仕事の定義づけが急速に変化しているこの時代に「財が足りない」と嘆くのではなく、どこに財があるのか気づいていないだけかもしれない、と考えを改めるべき(p175)
・私たちは何をしていればいいのだろうか、答えは簡単、ただひたすら、好きなことだけをしていればいい、やりたいことが見つかるまで探し続ければよい(p180,181)
・世界の潮流は、確実に完全自動栽培へと傾いている、ベーシックインカムよりも先に、働かなくても大量の野菜、穀物が好きなだけ各家庭に配布される時代が来るかもしれない(p185)
・いまはAIのエンジニアとデザイナーが必要、ハイテクではなく、ハイタッチで人の心にタッチできる仕事が求められる(p191)
・どう生きてもいい、あなたは何をして生きていきたいのか、じっくりと考える機会を設けるべきである(p201)