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暴落相場とインフレ 本番はこれからだ

暴落相場とインフレ 本番はこれからだの写真

・米ドルの変動相場制により、ドルの価値がさがり、インフレ色を強めて行った。産油国は価値が下がっているドルに対抗する手段する防衛手段として、原油価格の引き上げを意識した(p25)米国の工業製品が世界を席巻していた頃(50、60年代)巨額の輸出代金の一部が米国に還流せず、徐々にオフショアマネーとなった、これは主として欧州を舞台にしたこともあって、ユーロダラーと言われた(p26)

・米国が公式に景気回復を宣言したのは1992年8月のことであった、第一次オイルショック発生から19年近くの歳月がかかった(p29)

・リーマンショック(2008年9月)は、0.0004%の絶対にあり得ないだろうと高をくくっていた裏目が出た(p47)・リーマンブラザーズの破綻を放置して株価などの大暴落を招いたので、1970年代から数えて4回目の大量マネー供給を行なった、さらに政策金利をゼロにまで下げる金融緩和政策を行なった(p49)5回目がコロナ(2020年2月)以降である(p52)

・今までマネーが供給されてきたが、世界経済のグローバル化が進み、世界中に低コスト労働力が供給された、自由貿易体制と世界的な低コスト労働力の供給により強力なインフレ抑止力となった(p57)ところがそのグローバル化が逆回転を始めて、いまや分断とブロック化の動きが台頭してきている、その象徴が生活費の急上昇である(p96)

・今後10−20年は、エネルギー源の大転換期が続き、その間ずっとコストプッシュが続くと思われる(p81)

・2021年末にはマイナス金利の国債に17兆ドル(1800兆円)もの資金が投入されるという信じられないことが起きている(p109)

・金利上昇が続けば債券価格は必ず下げる、それにより債券の流通利回りが上昇してそれば長期金利の上昇となって全ての債券投資家に保有債券の売りを強いることになる、一切の例外なしに全ての債券価格は下落に転じる、それが更なる債券利回りの上昇を招き、一層の債権うりを誘う展開となる、これが債券投資の恐ろしさである(p127)

・短期国債を除く国債の発行残高は1021兆円、それに対して日銀の保有高は514兆円で、保有割合は50.4%、米国は20%代、欧州は7月からの引き締めで40%の割合を下げていく方向である、その中で日銀だけがさらに買おうとしている、6月中頃の金利水準で、日銀が保有している国債の収支がトントンである、これはこれ以上金利が上がってもらっては困るということ。(p149)現在の当座預金残高は563兆円であるが、金利上昇が続きと日銀の損失は拡大し、自己資本(10兆円)を上回れば事実上の債務超過となる(p151)

・世界の債券価値が急減している、今年1−6月の減少額は17兆ドル(2300兆円)で、6ヶ月の期間で見るとたどれる1990年以降では最大であった(p172)国債に限れば、1865年以降で最大の下落ペースである(p173)

2022年10月3日読了