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ザイム真理教 (森永卓郎シリーズ)

ザイム真理教 (森永卓郎シリーズ)の写真

・財政の穴埋めのために発行した国債を日銀が買ったときには、その時点で事実上政府の借金は消える、元本に関しては10年ごとに日銀に借り換えてもらい、永久に所有し続けてもらう。そうすれば政府は返済不要。政府が日銀に払う利息は、わずかな日銀経費を差し引いて全額国庫納付金として戻ってくるので実質的な利子負担はない、2020年の1年間で日銀は46兆円国際保有を増やしたが、インフレどころかデフレが続いた(p5)

・自国通貨を持っている国は、財政均衡に縛られずに、より柔軟な財政政策を取ることができる。財政赤字はある程度拡大させ続けて大丈夫である、銀行の信用創造のようなもの(p27)

・安倍内閣と菅内閣はコロナ対策で100兆円の予算を組んだが増税は一切しなかった、財務省に対して文句を言うな、と増税は一切認めないとの姿勢を貫いて黙らせた(p39)

・古代から封建への転換期に生まれた、浄土真宗・日蓮宗などの鎌倉仏教、封建から近代への転換期の明治維新に生まれた、天理教・金光教、近代から現代への転換期である戦争終結に向けて生まれた新宗教、日本に生まれた宗教の多くがこの3つの時代の転換期に集中している、その理由として、時代の転換期に発生する社会的混乱と生活困窮がある(p45)
・カルトとは、まずマイナスの説教がメインとなる、旧統一教会で成立した被害者救済法では、不当な勧誘行為として6点を挙げている。不退去・退去妨害・霊感商法等(p47)

・財務省が公表する2020年度末の連結貸借対照表によれば、負債1661兆円、保有資産1121兆円、540兆円が日本政府が抱える借金(=GDP比較102%)先進国では普通の水準(p58)資産で売れないと考えられるのは、国際機関への出資金くらい(p61)通貨発行益=532兆円を加えると日本政府が本当に抱えている最終的な純債務は8兆円(p62)日銀が国債を買った瞬間に、その分は実質的に政府は返済義務を負わなくなる=通貨発行益となる(p67)

・江戸時代は小判1枚=1両=現在の30万円、1両=50匁(銀貨)=4000文(銅貨)(p63)明治維新から物価はおよそ1万倍になっている(p64)

・戦時国債を日銀に引き受けさせ戦費を調達した、当時のGDPの9倍程度と言われているので、今の物価でいうと5000兆円、中央銀行に国債を買ってもらう3つの副作用として、1)物価が上がる、2)国債価格が下落、3)通貨が安くなる。日銀は主に銀行が保有している国債を買っている、銀行は国から直接買っているので、経済的な効果は日銀の直接引き受けとほとんど変わらない(p68)

・消費税率を5%に引き上げるまで、日本の実質賃金は上昇していた、ところが5%にあげた途端に下落が始まった、日本経済がデフレに転落したから(p98)

・安倍政権は金融緩和というアクセルと、財政引き締めというブレーキを同時に踏むという過ちを犯してしまった、そのためデフレ脱却できなかった、財政出動に振り向けられる通貨発行益はどこへ行ったか、全て借金の返済に回された。2020年度末には国の実質的債務は8兆円、ほぼ無借金と財政は改善された(p114)

・2010年の国民負担率は37.2%、それが2022年度には47.5%と、半分が税金と社会保険料で持っていかれる状態である(p122)

・厚生年金には在職老齢年金という制度があり、年金月額と月給の合計が47万円を超えると、超えた分の2分の1が至急停止となる。この富裕層が1円でも月給を貰えば、年金支給は完全停止される、彼が納めた保険料は全額没収となる(p158)

2023年10月26日読了