・1975年の排ガス規制時に新型エンジンの開発に失敗したときに助けてくれたのがトヨタ自動車であった(p6)
・減産時に外注先にコスト削減を強いるのはもってのほか、それは生産が増えているときにやるべき(p10)
・消費税導入前にあった物品税は15~30%で乗用車の部品はそれに該当していたが、業務用必要とされる商用車の物品税はゼロであったので、アルトは50万円を切る値段設定が可能であった(p26)
・スズキは生産設備を平均3年で償却している、法定償却期間が10年であっても3年、国が定めた償却期間は8時間労働が前提、2交代1日16時間、残業休日での稼動を考えると妥当(p46)
・OEM供給として日本ではマツダ、日産へ、海外ハンガリー工場からは、フィアット、オペルへ供給している(p62)
・業界の1位と2位が本気で戦い始めると、3位以下のメーカは吹き飛ばされる、二輪車でホンダとヤマハが1981年から始めた競争で得た教訓である(p66)
・売上高3兆円、利益900億円のビジネスであっても、生産台数300万台、部品点数2万点を考えると、1部品当たりの利益はわずか1.5円(3万円÷2万点)である(p99)
・1963年当時アメリカでタイピストを雇ったところ、月給400ドル(1ドル=360円として14万円)、当時の大卒の初任給(2.5万円)であった(p124)
・GMとの提携において、1998年5月に転機を迎え、9月にはGM出資比率が10%、2000年には20%となった、2006年にGMが経営が厳しくなったので17%買取、2008年に残りも買い取ることで資本関係は解消したが、業務提携は続けている(p161)
・インド人は経済観念が発達していて、お金ができたからといってブランド車にのりたいという人が中国、ロシアと比較して少ない(p179)
・インドの法律では出資比率が25%を超えていると、株主総会で拒否権を行使できる、日本では33%超(p189)
・マルチ800の現地価格は日本円で50万円、日本で償却が終わった金型などの生産設備を持ち込んだため、コストが抑えられて低価格でも採算がとれている(p200)
・2002年にマルチを子会社化して、2007年に「マルチ・スズキ・インディア」に改めた、インド政府が持っていた株式は売却されて完全な民間企業になった(p206)
・インド発展に貢献した外国人3名の中に、鈴木氏が選ばれた、他の二人はガンジー元首相の夫人(ソニア・ガンジー)と、マザーテレサである(p208)
・話題になった低価格車(ナノ)は、10万ルピー(27万円)、ナノの競争相手は2輪車や3輪車である(p209)
・スズキの売上は3兆円であるが、これは取り扱い高であり、実際に生み出した付加価値は完全部品を除いた3000~5000億円程度である(p231)