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グリーン革命 温暖化、フラット化、人口過密化する世界 (上)

グリーン革命 温暖化、フラット化、人口過密化する世界 (上)の写真

・アメリカは議会が1ガロン27.5マイルの燃費規制を命じてから32年を経過した2007年後半になって行動を開始して、2020年に35マイル(14.8キロ/リットル)に引上げると発表、ちなみに欧州と日本は既に達成済み(p29)

・ビッグ3は、SUVという車種を作り上げて、これを小型トラックに分類させて、乗用車の燃費(27.5マイル、11.69キロ)ではなく、小型トラックの燃費(20.7マイル、8.8キロ)を満たせば良いようにした(p30)

・アメリカは、民主党は自動車メーカとその組合、共和党は石油会社を支えることで、ガソリン浪費体制を堅持してきた(p31)

・中国でのことわざ「風向きが変わると、あるものは塀を建て、あるものは風車を作る」(p41)

・この数年間の出来事をみていると、温暖化と人口増加が、地球に根本的な形で影響(5つの重要な問題)を及ぼしていることがわかる(p43)・5つの問題とは、1)エネルギー等の需要増大、2)石油産油国等への富の集中、3)天変地異、4)電力保有の有無による国の格差拡大、5)動植物の絶滅、である(p44)

・エネルギーの主な形は、1)明かり、2)熱、3)機械・移動手段の動力、4)電気、の4つである、電気は前者3つにも使われ、なおかつ、電気は他ではできない、電気通信・情報処理も可能である(p52)

・2004年には中国の成長により、原油・製油能力・石油製品の3つの予備が消滅したので、エネルギー需要が急上昇した(p61)

・インドの2005年の経済成長(7.5%増加)は、その年のポルトガル、ノルウェー、デンマークの国民所得以上、最近15年間で増加した人口(1.5億人)は、イギリス・フランス・スペインの合計、貧困層の減少(0.37億人)は、ポーランドの人口に相当する(p95)

・石油資源が豊富な国は、原油価格と自由化の度合いが逆相関となる、例外は石油発見以前に民主主義体制が確立していた、ノルウェー・アメリカ・デンマーク・イギリスである(p149、150)

・ソ連が崩壊したのは、1バレル70ドルのあとで、1バレル10ドルに下落したためである、非効率な産業を立ち上げ、経済改革をせずに、アフガニスタンへ侵攻した後に原油価格が下落して破綻した(p167)

・この50年間にCO2は、280から384ppmへ急増した、2000万年にわたって一度も無かったこと(p182)

・地上に人類があらわれた、ここ数万年に目を向けると、人間の集団が移動するにつれて地域的な絶滅が起きている、ハワイのポリネシア人、マダガスカルのインドネシア海洋人、更新世の原人が、マンモスや大型哺乳類の絶滅を引き起こした(p228)

・南アフリカを除くサハラ以南の国では、5.5億人に相当する75%の世帯が高圧送電網による電気を利用できない、南アジアのインド、パキスタン、バングラデッシュでは、人口50%(農村部90%)の7億人が利用できない(p235)

・フラット化した世界では、電気を使える人々とそうでない人々の格差は、算術的でなく幾何級数的に拡大する(p244)

・新エネルギーの初期型が商品化された後に1%のシェアを得るまでに、通常25年かかる(p283)

・電気エネルギーを大量に蓄えられるバッテリーを発明しないかぎり、太陽光を電気エネルギーに変換する太陽光発電は豊富にならない、但し発電機を動かす太陽熱発電はバッテリーが不要であり期待できる(p285)

・グリーン革命を大規模に実行するには、アイオワ農民、ウェストバージニアの石炭産業、民主・共和党の基盤である経済、地域、企業の既得権と対決する必要がある(p322)