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馬鹿(ダム)マネー 金融危機の正体

馬鹿(ダム)マネー 金融危機の正体の写真

・アメリカの住宅資産価値の上昇幅は、1890から2004年までの100年以上もの長い間、年平均で0.4%であった(p57)

・2001年の時点で、アメリカの全世帯の67.5%が自宅所有をしていた、2006年には69.3%となった、2008年3Qには2002年レベルに戻った(p58、199)

・アメリカ人は変動金利が低くなるにつれて、少しでも安い住宅を買う代わりに、ますます高額の物件を購入して頭金支払いを減らし、当初の返済額を少なくしようとした(p78)

・新規顧客を開拓するために、住宅ローン業界は、信用度の低い人向けのサブプライムローンと、収入証明不要のオルトAローンの売り込みに力をいれた(p80)

・ローン返済が遅れれば、手数料を稼ぐチャンスであった、ローンの借り換えを薦めて(30年固定金利ローンから、40年固定金利、変動金利ローン、オプション変動金利ローンへ)いた、これによりローン不払いによる差し押え率は、2002年3Qの1.49%から05年2Qの1%へ下落した(p83)

・2004年6月にユタ州エフレイム銀行がつぶれてから952日間、銀行破たんはなく、1940年代の609日を大幅に更新する記録であった(p84)

・ファニーメイ、フレディマックハ、自らが住宅ローン担保証券を発行するだけでなく、リスクヘッジのために既存の住宅ローン担保証券やデリバティブを市場で売買した(p94)

・投資銀行には証券取引委員会(SEC)のルールにより、資本の12倍までしか借り入れを行ってはいけないというルールがあったが、2004年春にそのルールを撤廃させた(p96)

・もともと住宅ローンの貸し手は、最低10%の頭金支払いを融資条件としていたが、2007年に初めてマイホームを購入した人の45%は、頭金を支払っていなかった、住宅購入代金全体の98%をローンで調達していた(p106)

・CDSが保障する債務総額は、2000年から2004年の間に、1000億ドルから6.4兆ドル、2007年には62兆ドルへ達した(p111)

・アメリカではファンドマネージャーの成功報酬は、通常所得ではなくキャピタルゲインとして扱われるので、所得税の最高税率:35%ではなく、15%が適用される(p131)

・FRBが制御できるのは、商業銀行がFRBから金を借りる際の金利のみ、住宅購入者や投資銀行が融資を受ける際の金利を決めるのはマーケット(p167)

・2002年、エンロン、ワールドコム不正会計スキャンダルを受けてSOX法を制定したが、これをもってしても今回の金融危機は防げなかった(p203)