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「医療崩壊」のウソとホント 国民が知らされていない現場の真実

「医療崩壊」のウソとホント 国民が知らされていない現場の真実の写真

・大手マスメディアが報道する医療情報の多くは、厚生労働省の記者クラブが発表したものである(p8)

・日本の人口1000人あたりの医師数は、2008年OECD平均の3.1人に対して2.1人であり、平均値にもっていくには14万人増やす必要あり(p30)

・医師増員による過当競争を恐れた日本医師会の支持もあり、1987年から2006年まで一貫して(1997年からは削減)大学医学部の定員を抑え続けてきた(p33)

・日本の場合の医師のカウントは、医師免許を保有している人全員をする、アメリカは一定以上の臨床業務をしている人のみ(p39)

・病院に勤務する医師数である「標準医師数」は、1948年にきめられたもので、それから見直されていない(p46)

・日本の医師は80歳以上でも週30時間働いしているが、それは生涯賃金の安さが影響している(p59)

・インドネシア、フィリピンも医師不足、看護婦不足で悩んでいるが日本やアメリカに彼らが来るのは給料が高いから(p65)

・日本はWHOの健康達成度総合評価で世界一にランキング、医療費が安いわりに健康達成度が高いから(p72)

・1992年にアメリカからサリバン厚生長官が日本の国立がんセンターに視察にきたが、1週間で切り上げた、大部屋雑魚寝状態、共同浴室は1950年のアメリカレベルであり参考にならないのが理由(p82)

・日本の医療費は約31兆円だが、他の産業(携帯電話、パソコン:各26兆円、レジャー:70兆円、パチンコ:30兆円)と比較して大きくない(p84)

・日本以外の国の財政赤字は純債務であり資産から債務を相殺したもの、経済学者菊池氏の計算によれば、日本の財政赤字は256兆円程度(p86)

・薬価差益は、薬の仕入れ値と売値の差額であるが、これが病院や診療所の儲けとなっていたが、2008年の診療報酬改定により診療所にとって厳しいものとなった(p100)

・現在の制度では、2週間以内の入院は1日:4280円の加算、15~30日:1920円、それ以降はさらに病院の収入が減ると言う仕組みになっている(p109)

・医療は完全にコントロールされていて医療機関に支払われる診療報酬点数には上限あり、保険外診療をおこなっている美容形成外科は例外(p112)

・アメリカの医師は、一日に診察する患者は多くても10人以内、1回の診察料金は日本の10倍以上、日本の医師は1日の外来で60~100人診察するが赤字ぎりぎりの経営(p113)

・現在の保険システムは、医療者側に過失がないと保険が降りないことになっている、遺族に保険金を払うために報告書に医療ミスがあったような記載をしたのが、「福島県大野病院」事件の真相である(p163)

・責任を問わない代わりにすべての真実を明らかにして、以降の防止策をたてるのが世界の常識、日本は究明と糾明を同時にしようとしている(p165)

・2008年に後期高齢者医療制度を立ち上げて、75歳以上の高齢者保険を現役世代と分離した、保険料滞納世帯が453万世帯、一時は34万世帯が保険証取り上げられた(p184)

・2008年2月、政府がついに医師不足を認めた、従前の2つの閣議決定(1982年:医師数抑制、1997年:医学部定員削減)を見直した(p188)

・日本の救急体制は、薄給の若手医師がアルバイトすることで支えられていたが、新卒後臨床研修制度の導入によりそれが禁止となり救急ができなくなった病院が増えた(p197)

・2004年に新卒後臨床研修制度が始まると、大学医局に想定外の出来事(魅力ある研修プログラムを用意してある有名大学、研修病院へ流れる)が起きた(p199)