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世界はカーブ化している グローバル金融はなぜ破綻したか

世界はカーブ化している グローバル金融はなぜ破綻したかの写真

・サブプライムローンの問題は、損失の規模ではなく、どこにあるかという情報が欠如していること(p20)

・雇用に関しては、アメリカは国内調達国(インソーサー)である、外国人のアメリカへの投資は、アメリカ人の外国への投資よりも5000億ドルも多い(p36)

・アメリカはかつて、透明性、法の支配、良き政治環境、生産性向上を促す状況を兼ね備えた”信頼の砦”だったが、いまは全世界から疑いの目で見られている(p48)

・アメリカが双子の赤字にもかかわらず生き延び反映できた理由は、グローバリゼーションのおかげである(p56)

・証券化という金融操作によって、貸し手の銀行は借り手の返済不能というリスクを背負わなくてすむようになった(p62)

・石油価格が高値に跳ね上がり、ドルの下落が避けられない状況となり、ドル建てに限っていた産油国が、使用通貨の多様化を検討し始めた(p69)

・現在、外国人が所有するアメリカの中長期国債は2.2兆ドルだが、57兆ドルを超える家計資産額(純資産額)と比較すると、それほど大きくなる(p71)

・アメリカの債務残高のGDP比は65.7%、ドイツは66.8%、日本は176.2%、絶賛されたクリントン時代(1996年:68.9%)よりも低い(p71)

・偉大な経営者になるコツは、「会社にいるクズを我慢すること」、どんな組織でも80%ほどの人々は平均かそれ以下の生産性しか発揮できない(p105)

・1960年にはソ連、70年代後半にはドイツが、80年代後半は日本、現在は中国が世界を支配すると世間一般では思われている(p123)

・中国は1820年には世界のGDPの3分の1、人口は36%、一人当たりGDPは世界平均の90%、現在は世界GDPの5%、人口20%、世界平均の25%程度、これは200年に及ぶ激烈な社会変化によるもの(p132)

・中国での最重要事項はすべて、共産党最高幹部による政治局常務委員会(9人)で決定される、胡錦涛主席がどんな約束してもこの委員会での過半数の承認が必要(p135)

・中国の実質金利(名目金利からインフレ率を差し引いた金利)が以前から、マイナスかゼロ、なので多くのお金を借りて、多くの資産(土地を含む)を買ってきている(p143)

・中国では外資系企業が雇用者数では3%に過ぎないが、輸出で55%、輸出の伸びの80%、GDPの22%、GDP成長の41%を担っている、外資系企業の労働生産性は国内企業の9倍高い(p159)

・現在、東京為替市場の取引時間中に行われる世界の為替取引の5分の1程度が、日本の個人投資家によるもので多くは女性(主に主婦)である(p178)

・グリーンスパンは、ITバブル崩壊と911同時多発テロ後のデフレ時代に、短期金利を1%まで下げることで日本のような経済的麻痺を避けることができた、住宅バブルは招いたが(p261)

・アメリカ人の40%は所得税を払っていない、20%は給付金を得ている(p300)

・サブプライムローンを抱えているSIVという簿外小会社が発行するCPを安全であると、格付け会社が評価してしまい、CPの担保となる債権は証券化された(p311)

・オハイオ州の人々がサブプライムローンを払えなくなると、突然ドイツの銀行が破綻寸前に追い込まれた、アメリカの格付けの高いCPを購入していたため(p312)

・欧米にて内需の新たな源として利用するのは、住宅と自動車に代わって、環境関連投資であろう(p337)

・通信技術を駆使してフラット化したのような感覚になるが、グローバル金融を規制している取引は表面的で、その裏では市場参加者の様々な思惑によって様々な現象が発生している(p349)