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summary

人口減少社会は怖くない

人口減少社会は怖くないの写真

・1956年の厚生白書は、過剰人口の重圧が国民生活の向上を妨たげるとして、人口増加を心配していた(p1)

・2000年から2025年までは、人口減少率は年率で0.19%に過ぎず、25年間で580万人程度、ところが2025年からの25年では0.74%となり、2000万人以上減少する(p9)

・後期老年人口(75歳以上)が前期老年人口(65~74歳)を上回る2020年までに、前期老年人口のパワーを活用すべき(p14)

・人口減少&少子高齢社会を乗り切るには、1)高齢社会の負担軽減、2)多くの人が働く、3)一人当たりの生産性を上げる、を行う必要がある(p20)

・女性が年功賃金のある職場で働き続けた場合と、出産育児のために退職してパートで働いた場合を比較すると、2.38億円になる、さらに子供の費用(養育費、教育費)がかかる(p26)

・人口が減少しても、2100年の日本人口は6000万人で、現在のヨーロッパの大国と同様、明治初期の人口:3000万人よりも多い(p46)

・人類とチンパンジーのDNAが似ているのは、数十万年前に現れた現在の人類があるときに1万人程度にまで減少した証拠(p46)

・90年代以降に日本経済が停滞したのは、労働生産性が低下したのではなく、労働投入が減少したため、つまり、90年代初頭に行われた週休2日制、40時間労働と、デフレによる実質賃金の上昇にある(p59)

・日本の年金は、アメリカ比較で、購買力平価でみた月額では2割以上、受給期間で3割以上高いので実質的には1.6倍となる(p78)

・生涯賃金額に対する年金受給額は、それがゼロとなる境界年齢が1955年生まれ(2004年改革前は1960年生まれ)と前倒しになった(p95)

・40,50歳代は、それぞれ889、1304万円の貯畜を持つ一方で、860、520万円の負債を1世帯当り持っている(p99)

・日本の一人当たり購買力平価GDPは90年初期にアメリカの85%まで追いついたが、その後の日本の長期停滞とアメリカの経済成長により、75%にまで低下した(p128)

・これまで日本に低生産性部門が広範に存在していたのは、人口が過剰だったから、すべての人びとに仕事を与えることが正しいこととされて、生産性の低下は見過ごされてきたのが事実(p131)

・住宅がこれまで賃貸されなかったのは、借地権が強く貸すことにリスクがあったから、しかし定期借地権の創設によりこのリスクが低下している、また逆住宅ローン(リバースモーゲージ)もある(p143)

・日本の技術貿易収支が2000年に一位となった、生産拠点の海外移転による海外現地法人との取引が含まれている、日銀の国際収支統計では4位(p145)

・人口が減少して豊かになる国の企業は、これまでと同じものを売ってはならない(p157)

・100年後には日本人口は半分になる、均等に減少するのではなく、現在人口が集中している地域はあまり減少せず、していない地域で激減するから、日本の都市人口ランクで100位までの都市(人口21万人以上)で6000万人、21万人以上都市では平均的に少し減少するが、それ以外の都市では激減する(p180)

・全人口の9割が居住している全国85都市圏のうち、2030年において2000年以上の人口を維持できるのは11都市圏のみ、2割以上減少する都市圏は15もある(p182)

2010/10/10作成