この本はある女子大生によって書かれた就職活動を実録したものす。卒業直前に就職内定を得ていた企業から連絡があり、内定を学生側から辞退するように仕向けられて、その結果、留年と2度目の就職活動をすることを余儀なくされ、最後の役員面接で何度も不合格になりつつも、最後には就職を勝ちとったという内容です。
この本を読むまでは、ニュース等で伝えられている「内定を取り消す企業」はひどい企業だと思っていましたが、本当に酷い企業というのは、「内定を学生側に辞退させるように仕向ける企業」だということが分かりました。
以前、ある企業が内定取消を3月頃に行って、マスコミにたたかれていましたが、その企業はその数ヶ月後に倒産しました。今思うと、その企業のほうが、良心的な(人間的な)対応をしていたと改めて思いました。
私が社会人になったのは、20年以上前ですが、その頃は皆が満足するしないかは別にして、内定を貰っていたし、内定を取り消されることは無かったので、このようなニュースを聞いても「ピン」と来ませんでしたが、現在の就職活動は昔と比べて、インターネットが発達したお陰で、ものすごく多くの数の履歴書(エントリーシート)を出して、企業面接を受けなければいけないのですね。
あと10年以内には就職活動をする必要のある娘をもつ親として、心配事がまた増えました。
最後に、この本を書かれた当時大学生の間宮女史ですが、本当に頑張り屋さんで、一つのことをやり抜くエネルギーを持った素晴らしい人だと思います。就職する直前で普通の人はしないであろう経験をしましたが、この経験は今後の社会人生活できっと役に立つだろうと思います。
私も社会人になって成長したと感じられるのは、「当初、自分ではできそうもないと思ったことを、何人かの協力によって成し遂げたとき」であるのは身を持って体験していますので、断言できます。このメッセージを間宮さんに送りたいと思いました。
2010/11/27作成