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ダメになる会社 企業はなぜ転落するのか? (ちくま新書)

ダメになる会社 企業はなぜ転落するのか? (ちくま新書)の写真

・借金でも贈与でもなく、企業家が負担するリスクを少しでも軽減する方法や仕組みが「会社」であった(p32)

・有限会社の既得権として、1)決算公告義務がない、2)取締役任期がない、である、有限会社法は2006年に廃止されたので、これから新しく有限会社を設立不能(p55)

・商法改正で株式額面が引き上げられた、20→50→500→5万円の額面変更となった、額面総額が5万円となるように、最低取引単位が決められた(p57)

・1990年の商法改正までは、最低7人の発起人が必要であり、額面5万円なので最低35万円が資本金として必要であった、それが改正により1000万円となった(p61)

・1996年4月に最低資本金を満たせなかった会社を解散したものと見做されていたので1997年に廃業率を倍に押し上げた、そこで2003年2月に最低資本金を1円にした(p63)

・1993年の商法改正により株主代表訴訟が一律8200円になった、それまでは、95万円程度であるとされていた(p69)

・三井などの財閥では、出資者の一族がその財産のすべてを保有する「総有制」を採用した、資産を総有してその利益をすべて自分のものにできるかわりに、資産を売却することができず、途中で投げ出すことは許されなかった(p92)

・破たんするまでの間、エンロンの姿勢を正すべく機能するはずだった仕組み、特に外部の第三者機関である者たちはただの共犯者であった、フォーチュン誌は、1996~2001年まで6年連続で「米国で最も革新的な企業」に選んだ(p106)

・JPモルガンチェース、シティは証券取引委員会と和解して、事実上の罰金として、1.3億、1.2億ドルを支払っている、エンロン株主集団訴訟では、22億ドル、20億ドルの和解金を払った(p106)

・大和銀行では、2001年12月に大阪高裁で、被告側の旧経営陣49人が、総額2.5億円を銀行に返還するという内容で和解した(p118)

・生存競争をして適者生存で生き残ったものは似てくる、環境の淘汰圧力によって進む同型化のこと(p128)

・GMは2004年2月~2005年3月において、GMI評価(ガバナンス評価)で満点の10点を獲得していた(p145)

・日本、英国、カナダ、オーストラリアは米国的であるが、中南米は家族所有、ドイツ、フランスは金融機関や政府による所有形態である(p148)

・ドイツでは従業員500人未満の中小企業を除く、すべての資本会社の被用者に対して、監査役会で企業レベルの共同決定の権限が与えられる(p150)

2011/3/14作成