・常温核融合と地球温暖化には、共通点がある、最初の発表が学術論文ではなく(記者会見や議会証言)科学の作法に外れている、研究会とメディアに狂乱状態を生んだ、巨額な研究費が動いたことである(p32)
・ボルネオ島では樹木の伐採により泥炭地を覆っていた植物がなくなり、泥炭が自然にもえて二酸化炭素を出した、このためインドネシアは米国、中国に続く第三位の二酸化炭素排出国になってしまった(p38)
・二酸化炭素は温室効果ガスだけれど、地球でいちばん大きな温室効果を発揮しているのは、水蒸気、全体の90%以上である(p44)
・シミュレーションでは、いろいろな工夫をすれば観測値に合わせられることが多い、モデルに入っているパラメータの値をいじると、かなりの範囲で実験結果と合わせられる(p49)
・気温測定の要件として、1)周囲30メートルは芝地であること、2)風邪を妨げるものがないこと、3)日陰をつくる木や建物がないこと、であるが、建物がそばにあると最低気温や冬の気温は高めに出てしまう(p65)
・百葉箱の塗装として便利な(持ちが良い有機系のもの)ラテックスペイントを使うと、気温が約0.5度高めに出ることが判明している(p69)
・全国の17の観測サイトのうち、十分に満足できるサイトは、3か所(北海道の寿都、東北の宮古、四国の室戸岬)であり、陽だまり効果の影響を受けている場所が多い(p75)
・気温上昇シミュレーションの結果が異なるのは、雲(水蒸気)をどのように扱うかである(p95)
・二酸化炭素が倍になったときの気候感度は、1.1度や1.3度が報告されている(p98)
・永久凍土に建つ家屋が沈んだりするのは、建物やパイプラインからでる熱で永久凍土が溶けるからで、断熱が良くなかったことが原因である(p139)
・今から1000年ほど前は、ヨーロッパなどを中心に、少なくとも1950年ころと同じ程度に暖かかった、当時はバイキングがグリーンランドを発見し、カナダ東北部に達した(p175)
・イギリスでは「不都合な真実」の映画を上映するときには、先生向けの手引きに9ポイントについて生徒に伝えられることになった(p189)
・キリマンジェロの雪が激減した理由は、雪の昇華による、その原因は湿度の低下である、これは周囲の樹木が失われたことに起因すると言われる(p193)
・戦争は最大の環境破壊になるが、ゴア氏は戦争政策には触れていないので残念である(p210)
・CO2の削減を個人が頑張って達成しても、節約した電気代と灯油代を使ってしまえば、企業がエネルギーを使うことになる、使わない場合(預金)は銀行が企業にお金を貸し付けて同様なことになり、CO2排出は不可能(p231)
・「お金がないので苦労しながら省エネを進めた時期」と、「お金があるのに省エネに励んでいる時期」の2種類があるが、日本以外の国は前者の状況である。日本の状態になるとCO2排出量と実質GDPの伸びが同じになる(p236)
・最新鋭の石炭火力発電所では、煙突から何も煙が出ていないように見える、このような技術は太陽電池と同様に、輸出できるエネルギー技術である(p252)
2011/5/2作成