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summary

原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる

原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できるの写真

・太平洋岸に並んでいた火力発電所は、ほとんど壊されてしまった上に、海のそばに積み上げてあった石炭が津波をかぶって使えなくなったこと、更には、津波が起きた時期(3月)はピーク消費が出ていなくて火力発電所は休止されていて、復活に1~2か月必要だったことが問題であった(p4)

・放射能については、風向き(風下側が高くなる)と雨に注意すること(p10)

・風向きの視点(日本は偏西風地帯に位置する)で考えると、日本の西側にある原発はとりわけ危険(p11)

・妊娠中の胎児は、常に細胞分裂をしているので、遺伝子異常のような被害が大きくなる可能性がある(p18)

・0.05ミリシーベルトの放射能を1時間あびてもX線検診と同レベルと言われるが、同量を1年間浴びると438ミリシーベルトになり、原発作業員が浴びてよいとされる250ミリシーベルト(以前は100)を超える(p22)

・2010年10月に、東京電力は掛け金が高すぎるという結論から、原発保険を更新しなかったという報道がAFP通信からされた、真偽は不明(p28)

・サブプライムローンは、家屋は資産価値が失われないものとして扱われてきたからこそ可能になった仕組みで日本ではありえない(p47)

・銀行でなくても信用創造の類似効果を持ちたいということで発達したのが「デリバティブ」である、証拠金は5~10%で良いので実際には資金の10~20倍の取引が可能となる(p48)

・地域経済の活性化は、「地域内の資金量x回転数」であるので、地域内に可能な限りの資金が残っていて、かつその回転数を高くすることがポイント(p60)

・かつでアメリカにあった鉄道は、自動車メーカーと石油会社によって買収され、放漫経営の上で破たんさせられて現在のモータリゼーションを実現した、「エンド・オブ・サバーピア」という映画で紹介(p77)

・バイオエタノールでは、貧しい人たちの食料になるものを奪って走ることになる、食料と車の燃料と、どちらかカネを多く出した者が入手できるかで結果は決まる(p79)

・太陽光発電の電気が、送電線からの電圧に負けて送られないので、大量の自然エネルギーを送電線に流せなかったが、スマートグリッドでは可能になる(p84)

・NAS(NaとS)電池と呼ばれるバッテリーを開発したのが「日本ガイシ」 、NAS電池は鉛電池比較で、電力貯蔵密度が3倍、80%を使用可能、期待寿命は15年(通常の3倍)(p85)

・東芝が開発した「SCiB」というリチウムイオンバッテリーは、キャパシタ並みの性能を持っている、爆発性を解決したうえで、15年以上使える長寿命、1.5分で急速充電可能(p89)

・元東芝の岡崎氏が開発したスーパーキャパシタに使われる素材は安価な材料ばかりで将来が期待されたが伸びなかった、理由として、1)石油メーカと自動車メーカが敵視した、2)電力会社にとってメリットがない、である(p92)

・山手線を走らせている電気は、新潟の信濃川発電所からの電気を使っているが、不正な水泥棒(平成14~20年で3.1億立方メートル)によりJR東日本が取水権利を取り消された発電所(p94)

・ピーク電力を抑えるには、事業向けの「使えば使うほど安くなる電気料金の仕組み」を変えること(p103)

・ピーク時では90%が事業系消費なので、その3割は17%(全体では76%の3割:22.8%)、原発の設備容量は全体の21%なので、それだけで原発を止めるのは可能、電力がCO2発生の3割を占めるので、その22.8%を減らせば、6.84%のCO2の削減が可能になる(p105)

・1年の中でピークが出るのは、年間10時間にも満たない、全体平均は60%程度、ピークとなる具体的条件は、「夏場、平日、日中午後2~3時、気温が31度を超えた時」(p107)

・電気のコストは資源エネルギー庁の公表値では、5.9円/kwhだが、原子力発電所の設置許可申請書には、27基の原子力発電所の平均で14.13円/kwh(初年度)、耐用年数全体で見ると、31基全体で13.9円である(p118)

・家庭内の電力消費の4天王は、冷蔵庫(16%)、照明器具(13%)、テレビ(9%)、エアコン(7%)で、合計で461万kwh/yearである(p124)

・銀色になったカップに入れられた電球では、9割以上も反射させて(通常は35%)下に光を当てることができる(p128)

・日本の標準家庭の電気消費量は、アメリカ世帯比較で3分の1、ヨーロッパ比較でも2分の1である、なので自給に必要な太陽光発電パネルも8畳程度で済む(p136)

・1987年の乳成分取引基準の引き上げにより、輸入の配合飼料でないと飼育できなくなった(p145)

・地域通貨に現時点では懐疑的なのは、インフレ時にはモノの価値と一緒に変動する地域通貨は流通するが、デフレ時では、物の価値と運命を共にする地域通貨はかえって損をする、実物と代えることができる代替通貨が良い(p146)

・町をダメにする人は「その町を見て何がないかを考える人」、街を復活させるためには、必ずその地域に「あるもの」を見つけることができる人が必要(p148)

2011/8/21作成